朗読劇「キツネとネズミ」 [公民館祭公演]
6月25日(日)
初めての>公民館祭公演の稽古です。
責任者兼演出は初代代表の北原さん。
今日で3日連続の稽古ですけど、8人の団員が集まりました。皆さんお芝居が好きなんですねえ。
作品は「キツネとネズミ」(高平 九)
通しで3回読みました。
演出から、
○それぞれの役の個性を出すこと。
○擬態語・擬音語はそのまま読むのではなく工夫すること。
など、助言がありました。
3回目には、それぞれの役の個性が出てなかなか面白い朗読になりました。
音響や服装についても北原さんから説明があり、全体のイメージもかなり具体的に想像できるようになったと思います。
今月から月1回の稽古で作るそうです。
四街道公民館公民館祭
10月20日(金)~22日(日)
四街道公民館で活動しているサークルの展示・発表があります。
近くの方はお立ち寄りください。
座・劇列車公演は22日(日)2時頃からの予定ですが、当日
の進行状況によって多少遅れることがあります。御了承くださ
い。
御来場お待ちしております。
アクセス
四街道市四街道1532-17
JR四街道駅から徒歩で10分ほどです。
愛国学園の正面にあります。
以下、付録です。
「キツネとネズミ」あらすじ
2つの洞窟がありました。一方の洞窟にはキツネが、もう一方の洞窟にはネズミが棲んでいました。それぞれの洞窟の奥深くには、2つの洞窟をつなぐ穴がひとつありました。
あるとき、この穴をはさんでキツネとネズミが出遭いました。
キツネの洞窟には、あんなにたくさんいたネズミがもういません。キツネたちが食べ尽くしてしまったからです。ネズミの洞窟にもうるさいほどいた虫はもういません。ネズミたちが平らげてしまったからです。
でも、キツネの洞窟にはネズミの好物の虫がたくさんいます。そこでキツネは穴の向こうのネズミにある提案をしました。それを聞いたネズミは……。
※ この台本をお読みになりたい方は「はりこの虎の穴」という脚本サイトから「穴~キツネとネズミ」(高平九)をダウンロードしてください。
作品解説
作者 高平 九
今の日本人は、おそらくこれまでの日本人の中で最も物質的に恵まれた生活をしています。食生活ひとつとっても、歴代の天皇や将軍などの想像も出来ないような、質・量ともに「豊かな」食事をしていると言って良いでしょう。しかも、決定的に違うのは特別な誰かがそうなのではなく、日本人のほとんどが同じように「豊かさ」の恩恵を被っている点です。そして、この「豊かさ」は70年に渡って紛争も戦争もない、平和がもたらしたものに違いありません。
この物語のネズミの棲む洞窟は、そんな現代の日本に似ています。そして、もしも近い将来、人類の悲願が叶って世界から紛争や戦争がなくなったら、もしも、どの国も日本と同じように「豊かさ」を享受するようになったら、世界そのものがこのネズミの洞窟と同じ状態になります。つまり、あっという間に食糧が尽きてしまうのです。
「大丈夫さ。食べる量を少し減らせばいいんだ」とネズミは言います。キツネは言います。「そうかい。でも、それならなんで今、そっちに虫が一匹もいないんだろう」と。
世界平和が実現し、地域格差のない「豊かな」世界が実現した途端、世界は食糧危機に陥り、今度は食糧を奪い合う絶望的な戦争が始まることになります。
この課題に私たちはどう向き合っていけばいいのでしょうか。
ネズミは前足で小さな頭を叩きながら悩みます。本当に仲間を犠牲にするしか、生き残る道はないのでしょうか?
初めての>公民館祭公演の稽古です。
責任者兼演出は初代代表の北原さん。
今日で3日連続の稽古ですけど、8人の団員が集まりました。皆さんお芝居が好きなんですねえ。
作品は「キツネとネズミ」(高平 九)
通しで3回読みました。
演出から、
○それぞれの役の個性を出すこと。
○擬態語・擬音語はそのまま読むのではなく工夫すること。
など、助言がありました。
3回目には、それぞれの役の個性が出てなかなか面白い朗読になりました。
音響や服装についても北原さんから説明があり、全体のイメージもかなり具体的に想像できるようになったと思います。
今月から月1回の稽古で作るそうです。
四街道公民館公民館祭
10月20日(金)~22日(日)
四街道公民館で活動しているサークルの展示・発表があります。
近くの方はお立ち寄りください。
座・劇列車公演は22日(日)2時頃からの予定ですが、当日
の進行状況によって多少遅れることがあります。御了承くださ
い。
御来場お待ちしております。
アクセス
四街道市四街道1532-17
JR四街道駅から徒歩で10分ほどです。
愛国学園の正面にあります。
以下、付録です。
「キツネとネズミ」あらすじ
2つの洞窟がありました。一方の洞窟にはキツネが、もう一方の洞窟にはネズミが棲んでいました。それぞれの洞窟の奥深くには、2つの洞窟をつなぐ穴がひとつありました。
あるとき、この穴をはさんでキツネとネズミが出遭いました。
キツネの洞窟には、あんなにたくさんいたネズミがもういません。キツネたちが食べ尽くしてしまったからです。ネズミの洞窟にもうるさいほどいた虫はもういません。ネズミたちが平らげてしまったからです。
でも、キツネの洞窟にはネズミの好物の虫がたくさんいます。そこでキツネは穴の向こうのネズミにある提案をしました。それを聞いたネズミは……。
※ この台本をお読みになりたい方は「はりこの虎の穴」という脚本サイトから「穴~キツネとネズミ」(高平九)をダウンロードしてください。
作品解説
作者 高平 九
今の日本人は、おそらくこれまでの日本人の中で最も物質的に恵まれた生活をしています。食生活ひとつとっても、歴代の天皇や将軍などの想像も出来ないような、質・量ともに「豊かな」食事をしていると言って良いでしょう。しかも、決定的に違うのは特別な誰かがそうなのではなく、日本人のほとんどが同じように「豊かさ」の恩恵を被っている点です。そして、この「豊かさ」は70年に渡って紛争も戦争もない、平和がもたらしたものに違いありません。
この物語のネズミの棲む洞窟は、そんな現代の日本に似ています。そして、もしも近い将来、人類の悲願が叶って世界から紛争や戦争がなくなったら、もしも、どの国も日本と同じように「豊かさ」を享受するようになったら、世界そのものがこのネズミの洞窟と同じ状態になります。つまり、あっという間に食糧が尽きてしまうのです。
「大丈夫さ。食べる量を少し減らせばいいんだ」とネズミは言います。キツネは言います。「そうかい。でも、それならなんで今、そっちに虫が一匹もいないんだろう」と。
世界平和が実現し、地域格差のない「豊かな」世界が実現した途端、世界は食糧危機に陥り、今度は食糧を奪い合う絶望的な戦争が始まることになります。
この課題に私たちはどう向き合っていけばいいのでしょうか。
ネズミは前足で小さな頭を叩きながら悩みます。本当に仲間を犠牲にするしか、生き残る道はないのでしょうか?
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