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『天国までの百マイル』写真(3) [天国までの百マイル]

公演写真の続きです。無断転載は御遠慮ください。

ドライブイン。タクシー運転手とダンプカーの運転手

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きぬ江を背負う曽我医師

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サンマルコ病院の看護師たち

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曽我医師と安男

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英子と安男

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海辺のマリ

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マリと曽我医師

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エンディング

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『天国までの百マイル』お客様のご感想(2) [天国までの百マイル]

引き続き、公演に寄せられたお客様のご感想を紹介させていただきます。

60代女性☆

すごくよかったです。思いは伝わるんだなあと思いました。

★コメント
ありがとうございます。みんなで頑張った甲斐がありました。

50代女性☆

とてもほのぼのした親子愛がじんわりと伝わってきました。オカリナの生演奏の場面、とても好きです。歴史をとても感じました。「継続は力なり」ですね。

★コメント
オカリナの生演奏お願いしてよかったです。場面がとても引き立ちました。我々の公演は劇団員だけでなく、多くの皆さんの協力で成り立っているのだという思いを今後も大切にしたいと思います。
ありがとうございました。

年齢性別不詳☆

すごーく良かった。
近年にない素晴らしいものを観ることが出来ました。涙が出る程良かった。

★コメント
ありがとうございます。よろしければ来年30周年記念公演もよろしくお願いします。

20代女性☆

場面の切りかわりが多いなか、すっと入り込める世界を演出なさっていたと感じました。父母のこと、4兄弟というのもあって、自分と重なって入り込めたのもありましたが、みなさまのセリフが心によく響くものでした。

★コメント
若い方に観ていただきとても嬉しいです。観客の皆さんがそれぞれのご家族のことに重ねて観ていただいたとしたら、私どもが上演をした意味があります。ありがとうございました。


60代女性☆

今まで私が観た中で一番よかったように思います。皆さん、長台詞をきちんと話され聞きやすく感動しました。

★コメント
今回はマリやきぬ江を中心に長台詞が多く、それぞれ苦労しました。お褒めの言葉嬉しいです。ありがとうございました。

60代☆

最初の楽曲の『500マイル』懐かしいです。10年温めてきた作品と伺いましたが、今日の問題を定義していると思いました。とても楽しませてもらいました。

★コメント
PPM(ピーター・ポール&マリー)の『500Miles』は私も好きな曲です。邦題は『500マイルも離れて』だそうです。忌野清志郎がカバーしたことでも知られていますね。故郷を遠く離れた男の歌です。
いい作品というのは時代を超える普遍的なテーマを持っているものなんですね。私達も作品から様々なことを学び考えさせられました。この作品を上演してよかったです。ありがとうございました。

70代男性☆
舞台セットはシンプルでしたが役者の音声はよく通り内容もよかったです。役者さんが全体的に高齢になっていることを考えると日頃相当な練習をしておられるのでしょう。公演後の入村氏の結びのお言葉には深く感動しました。

★コメント
ありがとうございます。若いときと比べると確かに台詞が入らなくなりました。でも、私よりずっと高齢の団員が頑張っている姿を見ると弱音は吐けません。それに台詞の入りが遅い分、その台詞に込められた思いについて色々と考えるようになったかもしれません。
幸いにも若い団員も増えて来ましたので、彼らに助けられながら公演を続けられそうです。

10代の女性☆

本公演とてもおもしろかったです。正直、この値段は安かったと思うくらいでした。マリさんと英子さん好きです。

★コメント
10代のお客様に褒めていただきとても嬉しいです。
1000円は安いですよねえ(笑)本当は以前のように無料公演にしたいのですが、さすがに無料では公演が打てません。今後とも御協力お願いいたします。安男はキライ?(笑)

女性☆

演技はプロのよう、舞台転換のすみやかさと工夫に圧倒されました。

★コメント
恐縮です。舞台転換を褒めていただき嬉しいです。演出の長野さんに2秒を縮めるように言われて頑張った甲斐がありました。

60代男性☆

大感激です。本当に良かった。また感動を届けてください。宜しくです。

★コメント
とても嬉しいです。ほんの少しでも皆さんの心を動かすことが出来れば上演した甲斐があります。「劇場に来て椅子に座る前と後で、その人の人生が少しでも変わるような芝居」を目指して頑張ります。

50代女性☆

登場人物1人1人の思いがぐっと伝わってくる名演技でした。場面の転換もスムーズでわかりやすかったです。すばらしかったです。

★コメント
ありがとうございました。わかりやすかったとおっしゃっていただき安心しました。

50代女性☆

30周年お祝い申し上げます。今回で5度目の公演ですが、毎回とても楽しく観させて頂いております。今年の作品は地元千葉県房総の病院が出てきたり、また家族の愛情を再認識させて頂いたり、色々と感じさせて頂きました。これからも楽しい作品を期待しています。

★コメント
毎回ありがとうございます。前半の病院は三鷹にある大学病院がモデルです。偶然にも私の母親が80代になったばかりの頃、乳がんと肺がんの手術をした病院でした。後半のサンマルコ病院のモデルは鴨川にある有名な病院です。実際に作者の浅田次郎さんは重い心臓病の義理のお母さんを車でこの病院に運んだそうです。昨年、妻の友人がこの病院に入院し、見舞いのついでに見学に行きました。海辺にある素敵な病院でした。1人で浜に出て『500Miles』を歌ってきました。

60代女性☆

年々、円熟味を増すというか、素晴らしい舞台でした。
浅田次郎さんの作品世界が見事に表現されていました! あたたかくて感動的な舞台をありがとうございました。来年も楽しみにしています。

★コメント
私も浅田作品の大ファンです。浅田次郎さんの原作が素晴らしいだけに、その感動がお客様に伝わるかどうか心配でした。八木柊一郎さんの脚本は時間軸を自由に行き来するので、脚本としては素晴らしいのですが、初めて観る方には分かりにくいかもしれないという懸念がありました。演出の長野さんはそのあたりをかなり意識して細かな演出してくださった思います。ありがとうございました。

60代女性☆

30回も続けられたこそのすばらしい公演でした。舞台の転換が早く、長時間を感じさせない舞台装置、それぞれの俳優の衣装もぴったりです。近くの高齢男性が涙が出てきたよと感動していました。皆様ご苦労さまでした。

★コメント
様々な人々が登場するので衣装担当がかなり苦労していました。舞台に立つキャスト全員の衣装の色のバランスやそれぞれの職業なども考慮して衣装を選ばなければなりません。役者たちも自分で用意したり人から借りたりと苦労して衣装を調達していました。そういうところを褒めていただけるととても嬉しいです。ありがとうございました。

60代女性☆

何より30回!というのはすばらしいこと。何かを始めるより継続することの方がエネルギーが大です。大変工夫された構成、運び方がスムーズでプロットも今まで一番良かった。100マイル=160キロメートルも覚えました。

★コメント
第1回公演からずっと続けている団員が3人います。その3人が粘り強く劇団を運営してくれたことに感謝しています。しかし、何より四街道の皆さんが劇団を見守り励ましてくださらなければ、ここまでは続かなかったかもしれません。公演に来た友人たちが口を揃えて言うのは「お客さんがみんな温かいね」ということです。もちろん失敗も多々ありますし、時には退屈な芝居もあったかもしれません。そういう時も見捨てずに支えてくださった観客の皆様にいちばん感謝です。


この他にもたくさんのご感想をいただきました。ご批判も含めて今後の活動に生かして参ります。感想をお寄せいただいた皆さん。本当にありがとうございました。

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『天国までの百マイル』写真(2) [天国までの百マイル]

公演写真の続きです。無断での転載は御遠慮ください。

内科医藤本と城所安男。

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城所家の長男高男と妻。

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城所家の次男秀男と妻。

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安男の元妻英子。

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看護師たち。

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海辺の人々。

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『天国までの百マイル』写真(1) [天国までの百マイル]

毎年、公演の写真を数回に分けて掲載します。撮影者は毎年撮影をお願いしている勝又さんです。なお、無断での転載は御遠慮ください。

↓ 車の中の安男ときぬ江。夢のシーン。

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↓ ドライブイン。

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↓ 安男と兄の秀男夫婦との電話。

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↓ 内科医藤本からきぬ江の病状の説明を聞く安男。

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↓ きぬ江と安男の元妻英子。

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↓ カンファレンスルーム。

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↓ きぬ江の病状の説明をする春名教授。

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『天国までの百マイル』お客様のご感想(1) [天国までの百マイル]

先日の公演について、多くの方からご感想が寄せられました。
今回は私(安男)に寄せられた感想の中から、その一部を紹介させていただきます。
なお、あまりに個人的な内容は割愛させていただきました。


安男の義姉役の女性(客演)から★

100マイル、お疲れさまでした!

義姉さん役、そういっていただけて嬉しいです。
「やっちゃん」のイントネーション違うし、どうしても台詞っぽくなっちゃうし[あせあせ(飛び散る汗)]
自分としては、安男さんに「ふざけるなよ、姉さん。」って言わせる為にはどうしたらいいのかを考えたつもりなんですけど、なかなか難しいですね[わーい(嬉しい顔)][あせあせ(飛び散る汗)]
娘に、いつも私に怒ってるみたいに言えばいいじゃん!ってアドバイスもらいましたw

娘も、マリィの役は楽しかったみたいです。お見送りの時にも、お客様からカタコトの話し方について誉められていて嬉しそうでした[わーい(嬉しい顔)]?

★コメント
急に代役をお願いして申し訳ありませんでした。いつも母娘での出演感謝しています。ありがとうございました。


前お世話になったダンスの先生(女性)から★

いつも思うのですが、劇団の皆さまが本当にお芝居が好きなんだなぁ~と思わされます。一生懸命さが伝わってきます。なんかお芝居の内容もそうなのかも知れませんが、人間味溢れて楽しくもあり、泣けるもありで毎年楽しみに主人と見に行かせてもらっています。

★コメント
『カリホルニアホテル』のダンスを指導していただきました。毎年ありがとうございます。ズバリ!「人間味溢れる」作品を目指しています。それしかないので(笑)


50代男性から★

座・劇列車 さん、
安男の感情が伝わって来ました。母への情を尊く思い、切なくなりました。ひっくり返るシーンが面白かったです。
曽我先生さすが。
四兄弟それぞれのキャラが立ってましたね。
太ってないマリでしたが、性格が可愛かった。

★コメント
「助けて」は自分では切なくやったつもりでした(笑)なぜか爆笑でしたね。若い役者達が兄役を好演してくれました。ありがとうございました。


女性から★

公演お疲れ様でした。
とても感動して、何度も泣いてしまいました。
『天国までの100マイル』を見る事が出来て良かったです。
ありがとうございました。[わーい(嬉しい顔)]

★コメント
浅田次郎先生の原作も泣ける小説です。皆さんに泣いていただいてほっとしました。ぜひ原作も読んでみてください。ありがとうございました。


女性から★

こんにちは。昨日は素晴らしい舞台を拝見させていただきありがとうございました。
お疲れ様でした。
お席前半分はガッツリ塞がっていたのて、かなり後ろのほうでしたが、エリア的には真ん中に座れました。
声ちゃんと聞こえましたよ。
音響も全部ご自分達でされているのですか[うれしい顔]大変ですね。

★コメント
音響が毎年の課題です。後ろまで声が聴こえたとお聞きして安心しました。音響は劇団アルファーが担当してくれています。ありがとうございました。


男性から★

どこか昭和の香り漂うしっとりと良いお芝居でした。これまでの30年。手練れの役者陣が、それぞれの人生観や価値観、背負って来たものをそっと舞台の上におろしていくのをただ眺めているような。諸法無我。

★コメント
作品は20年前の設定です。私と安男は偶然同い年なので、私は20歳若い役をやりました。しかも兄役達の実年齢は私より、ずっと若い(笑)こういうことができるのも芝居の楽しいところです。ありがとうございました。


男性から★

原作・脚本の良さを劇団員の皆さん、見事に演じきりましたね。

舞台転換も良く、演出家の力を感じました?

役者も演出家に鍛えられましたね。
昨年の「袴だれ」と違って動きもセリフも演技も格段に良かったです[ウィンク]

★コメント
すべて長野さんの演出のお陰です。今回学んだことを来年以降生かして頑張ります。ありがとうございました。


女性から★


昨日はお疲れ様でした。
本当に良い舞台でした。
幾度、涙させられたか。
様々な場面でじーんとなりました。
お仕事もあり、日々大変な思いで作品にのぞまれていらしたことと思います。
客席にだけでなく、舞台全体に皆様の努力と思いが伝わっていたと思います(^o^)

★コメント
若い人は仕事との両立が大変です。リタイアしても主婦や孫の世話など暇ではありません。それに日々衰えていく記憶力、体力との戦いもあります。でも、そういうことを乗り越えて上演するから価値や喜びがあるのでしょう。ありがとうございました。


女性から★

先日は心動かされながら観させていただきました。ありがとうございました。
やっさんの叫びに篭るどうにもならない感じが迫るようで良かったです。燻り男の感じが出てました!
あと母役の方が、なんというか、そのままいそう!と思わせられる演技でした。そのためか、より親子の、更に言うと末っ子と母の感じが出ていたと思います。
また、舞台の場面切り替えのスマートで途切れることなく観れました。
ただ…気になったのは、点滴がベッドから遠い、もしくは短かったかなー?って言う所でしょうか。あれはたぶん痛いし抜けちゃいます…!なんて、入院経験から気になってしまいました。

★コメント
貴重なご意見ありがとうございました。点滴との距離は最後まで気にしていましたけど、遠かったですかあ。私はかなり入院経験を積んでますけど、他はみんな元気なので分からなかったかも。神はディテールに宿りますからね。気を付けます。


男性から★

お疲れ様でした。
どうなるのかなと展開に引き込まれていきました。最後は代表の挨拶を含めじんとしてしまいました。演劇を観る機会はほとんどないので良い体験ができました。ありがとうございました。

★コメント
代表の挨拶には毎回劇団員から不満の声が出てます。芝居より感動的な話をするなと(笑)私もグッと来てしまいました。ありがとうございました。


女性から★

こんばんは[わーい(嬉しい顔)]
お芝居はすごくよかったです?
もうプロの方のお芝居を観ているようです?
とても感動しました。
今回は娘と伺いましたが、娘もとても驚いていました[わーい(嬉しい顔)]

たくさんお稽古されたのでしょうね。
お疲れさまでした。
来年も楽しみにしています[るんるん]

★コメント
毎年、たった一回の公演にすべてを込めてお届けしています。長野さんのお話ではプロはこれを60回やるそうです。とても無理です。アマチュアならではの良さを出せるよう今後も精進して参ります。ありがとうございました。

皆さん。貴重なご意見、ご感想ありがとうございました。今回はご紹介しませんでしたが、安男は消えたマリを捜すのか、それとも別れた家族のもとに戻るのかと問われることが多いです。最後の稽古で演出にまで問われました(笑)難しい選択ですね。ご意見をぜひコメントとしてのお寄せください。

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『天国までの百マイル』御礼! [天国までの百マイル]

第30回公演『天国までの百マイル』を御覧いただきありがとうございました。

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『天国までの百マイル』は約10年間前から本公演の候補に上がっていました。しかし、場面転換の難しさや動きの少ない台詞劇であることに臆して、なかなか上演に踏み切れませんでした。また、劇団員の中には浅田次郎さんのファンも多く、はたして原作の深い感動をお客様に伝えることが出来るのかという思いもありました。

昨年、節目の第30回公演の上演作品を検討する中で、ある劇団員から「自分達の演出では到底この作品を上演するのは無理でも、長野さんの力を借りればなんとかなるかもしれない」と言う発言があり、それをきっかけに一気に上演の方向に話が進みました。

一昨年の『カリホルニアホテル』でお世話になった長野克弘さんは、今回も演出を快諾していただきました。しかし最初の稽古で台本の読み合わせをする私たちを見ておそらく愕然となさったと思います。その後、細かなダメ出しや個人レッスンなどを経て徐々に良くなったと思いますが、その間何人もの見学者が何も言わずに帰って言ったのは、もちろん私たちの演技に呆れてのことだと思います。

長野さんの細やかな御指導が実を結び、それでも少しずつ観られる芝居に仕上がってきた頃、まずは安男役の私が膝を痛めました。おんぶや正座が出来ず大事な通し稽古も休ませてもらいました。次に団員の1人が自転車で転んで膝を打ち、手術を受けるため役を降りることになりました。急遽、代役をお願いし他の役も変更せざるを得ませんでした。

さらに場面転換の問題が残っていました。劇団員だけでは無理なので、エキストラ参加の皆さんにも手伝っていただくことになりましたが、なかなか全員集まることができません。最後の2、3回の稽古は場面転換を集中してやりました。
こんなトラブルが続き、最後まで不安なまま公演日を迎えました。ですから演技にしても場面転換にしても、それぞれが必死の思いでこなしたと思います。

しかし、お陰様で多くの皆さんに喜んでいただくことができました。アマチュアらしい一生懸命がお客様にも伝わったのだと思います。場面転換も多くの方から誉めていただきました。
すべて長野さんが「これで3秒縮まる」と秒を争うプロの演出をしてくださったからです。演技の面でもたくさんのことを教えてくださいました。私たちの無謀な挑戦を最後まで諦めずに、辛抱強く支えてくださった長野さんに心から感謝したいと思います。
安男の台詞を借りて、
「長野先生ありがとうございました。これで劇列車も生き返りました」

改めて御来場いただきありがとうございました。また、今回様々な事情で御覧になれなかった皆様にも、SNS等を通じて応援していただきました。ありがとうございました。来年は30周年記念公演になります。これまで以上に多くの市民の皆様と芝居を作りたいと企画を練っております。これからも座・劇列車をよろしくお願いいたします。

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演出長野さんの誕生日でした! [天国までの百マイル]

長野さんの誕生日でした。
お花を贈ってお祝いしました。
長野さんの好きな赤い花です。

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↑ この2枚の写真。大きな違いが1つあります。さて、どこが違うでしょう?

いよいよ。明後日公演です。
今日は場当たりのための稽古をしました。少しでも見やすくするために、長野さんの直しがまだまだ続きます。
集中!!

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『天国までの百マイル』について(2) [天国までの百マイル]

物語のモチーフの1つとしてピーター・ポール&マリー(PPM)の『500マイルも離れて(500miles)』が使われています。作中で何度か流れ、そして歌います。全米1位を獲得したPPMの代表作の一つです。私も昔から好きな曲でした。
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曲中に「あなた」とあるのは恋人でしょうか。一緒に故郷を出て新しい生活をするつもりだったけれど恋人はなぜかやって来ない。家族に見つかってしまったのか、あるいは心変わりしたのか。男は1人で行く決心をします。しかし、故郷を離れれば離れるほど故郷は恋しい。やがて、男は歳をとり落ちぶれて、バッグにシャツ1枚なく、ポケットに1円の金もない。故郷からは500マイルも離れてしまった。もう2度と帰れない。
もとはヘディ・ウエストという女性フォークシンガーの曲だそうです。ただ、実際にヘディ・ウエストの曲を聴いてみると、アップテンポのカントリーで詞も曲もかなりPPMのものと違っています。この曲のルーツと言われるフォークソング『900miles』に近いものでした。
『900miles』は全米を旅するホーボー達の歌だったそうです。作者も不詳です。「ホーボー」というのは、今ではクラウン(道化師)の形式の一つになっていますが、「クラウン」や「トランプ」と同様、元は浮浪者の呼び名です。中でも「ホーボー」は全米を無賃乗車で旅する人達のことで、だから汽車の煤で黒く汚れたメイクをします。口の周りだけ白くするのは、何かを食べたあと袖で口を拭うとそこだけ煤がとれるからだとか。
ホーボーは映画『北国の帝王』でも有名ですね。
この映画の主人公はエースという名のホーボーです。彼は列車の無賃乗車の達人でした。仲間から「北国の帝王」と呼ばれ、敵であるはずの鉄動員からも一目置かれる存在でした。一方、19号列車の車掌ジャックは無賃乗車を決して許さず、見つけると情容赦なく列車から叩き落として殺していました。映画のクライマックスはもちろんエースとジャックの対決です。


話がずいぶん逸れました。
不況のために職を失い、故郷を遠く離れて放浪するしかないホーボーの悲しみが、PPMの曲では当時のヒッピー達の思いと重なり、そして『天国までの百マイル』では、バブルの崩壊ですべてを失った男の悲哀に共鳴します。
最近では忌野清志郎さんが訳したカバーがドラマの主題歌に使われて有名になりましたね。現代の日本人の心にも響く歌なのでしょう。

タイトルは「500miles」ですが、最初のリフレインは「a hundred miles 」。表題にもある「100マイル」は、安男の母が入院している病院がある三鷹から房総の鴨川(作中は鴨浦)までの距離だそうです。ほぼ160㎞なんですね。

安男はその100マイルを母親を乗せて走ります。車は中古のワゴン車。途中で発作を起こせば、母親のきぬ江は死んでしまうかもしれない。何でそんな無茶を……と思った方はぜひ公演においでください。


PPMのベストアルバムです。「500マイルも離れて」の他に「パフ」「天使のハンマー」など名曲を網羅しています。


ヴェリー・ベスト・オブ

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2012/06/13
  • メディア: CD



へディ・ウエストのアルバムです。「500Miles」も収録されていますが、PPMとは全く違う曲ですのでご注意を。



Hedy West Volume 2

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: VANGUARD MASTERS
  • 発売日: 2012/07/30
  • メディア: CD



映画『北国の帝王』ロバート・アルドリッチ監督の最高傑作。テレビ放映版で編集された部分をオリジナル声優で追加収録したそうです。

<キャスト&スタッフ>
Aナンバーワン…リー・マーヴィン(小林清志)
シャック…アーネスト・ボーグナイン(富田耕生)
シガレット…キース・キャラダイン(朝戸鉄也)
クラッカー…チャールズ・タイナー(上田敏也)


北国の帝王 [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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『天国までの百マイル』について(1) [天国までの百マイル]

数々のトラブルに見舞われながらも、座・劇列車は第30回公演を目指してダイヤ通り運行しております。

さて、4日後に上演する『天国までの百マイル』について少し書いてみようと思います。
今回上演する『天国までの百マイル』は、バブルで何もかも失った安男が、重い心臓病の母親をきぬ江を天才心臓外科医曽我のいるサンマルコ病院に運ぶ物語です。
病院があるのは鴨浦という架空の町。とはいえ千葉の地名を少しでも知っているか方は想像がつきますよね。鴨川と勝浦をミックスした名前です。モデルは鴨川にあるあの有名な病院。作者の浅田次郎さんは実際に心臓病を患った義理の母親を車でその病院まで運んだことがあるそうです。
たまたま、昨年妻の友人がその病院に入院。見舞いがてら病院に行ってみました。こういう偶然は、芝居をはじめてから何度か体験しています。友人をこれを「偶然を装ったメッセージ」だと表現しました。
妻が友人を見舞っている間、私は1人で道路一本挟んだ砂浜に出ました。海辺には作中に出てくるヘリポートがありました。しばし海を眺めながら安男になりました。あいにくの曇り空でしたが貴重な体験でした。自然に安男が物語の中で口ずさむ『500マイル』を歌っていました。

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公演まであと1週間! [天国までの百マイル]

公演まであと1週間。
昨日は劇団アルファーの洲矢代表をはじめ、当日舞台監督、照明、音響を担当してくださるスタッフの皆さんに通しを観てもらいました。台詞が抜けたり、人の台詞を食ったり、演技の面では問題が多々ありましたが、芝居全体は次第に仕上がっている実感があります。
明日も稽古。気を引き締めて稽古に臨みます。

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