『やまんば おゆき』公演Blu-ray [やまんばおゆき]
『やまんば おゆき』公演の映像を撮影していいだいた中村さんのお宅にお邪魔しました。
メンバーは中村さんを紹介してくれた戸叶さん(おくま役)、それから小林さんご夫妻(御主人は銭屋役、奥様は3人娘の1人桜役)です。
中村さんは仕事を退職なさった後、CG担当の奥様と一緒に「YUMETT」という名前で映像制作をしていらっしゃいます。「小湊鐵道」、「東京ドイツ村」、「アンデルセン公園」などの映像を千葉の施設をドローンによる空撮も駆使して撮影して作っていっしゃいます。アングルなどの見せ方にたいそうこだわっていらっしゃるので、見ていてワクワクする見事な映像ばかりです。YouTubeにも上げられています。ぜひご覧になってください。
まずは、パソコンなどの機材が並ぶ2階の工房で映像を見ながら編集の過程についてお話をうかがいました。その後は1階リビングで完成した公演ビデオを視聴しました。
ゲネプロでは舞台の上手下手に置いたカメラでクローズアップ映像を撮り、本番ではホール奥から引きの映像を撮って、その両者を編集して映像を作成してくれました。ゲネと本番でもセリフのスピードも間も違うので、尺を調整するのがとても難しかったとそうです。
演出と出演者の分30枚のBlu-rayをいただき、昨日から出演者への配付をはじめました。
中村さんからは市原の民話を題材にしたドラマ撮影の話をいただいています。座・劇列車と地元の皆さんと一緒に楽しい作品を作れるといいですね。
中村さん、奥様、ホールの下見からBlu-rayの作成までお世話になりました。ありがとうございました。
メンバーは中村さんを紹介してくれた戸叶さん(おくま役)、それから小林さんご夫妻(御主人は銭屋役、奥様は3人娘の1人桜役)です。
中村さんは仕事を退職なさった後、CG担当の奥様と一緒に「YUMETT」という名前で映像制作をしていらっしゃいます。「小湊鐵道」、「東京ドイツ村」、「アンデルセン公園」などの映像を千葉の施設をドローンによる空撮も駆使して撮影して作っていっしゃいます。アングルなどの見せ方にたいそうこだわっていらっしゃるので、見ていてワクワクする見事な映像ばかりです。YouTubeにも上げられています。ぜひご覧になってください。
まずは、パソコンなどの機材が並ぶ2階の工房で映像を見ながら編集の過程についてお話をうかがいました。その後は1階リビングで完成した公演ビデオを視聴しました。
ゲネプロでは舞台の上手下手に置いたカメラでクローズアップ映像を撮り、本番ではホール奥から引きの映像を撮って、その両者を編集して映像を作成してくれました。ゲネと本番でもセリフのスピードも間も違うので、尺を調整するのがとても難しかったとそうです。
演出と出演者の分30枚のBlu-rayをいただき、昨日から出演者への配付をはじめました。
中村さんからは市原の民話を題材にしたドラマ撮影の話をいただいています。座・劇列車と地元の皆さんと一緒に楽しい作品を作れるといいですね。
中村さん、奥様、ホールの下見からBlu-rayの作成までお世話になりました。ありがとうございました。
『やまんば おゆき』公演満員御礼! [やまんばおゆき]
12月5日(日)四街道市民劇団 座・劇列車
第31回公演
『やまんば おゆき』
は無事終演いたしました。
感染予防のため客席数を半分にしての公演でしたがお陰様で満席となりました。ご来場いただいた皆さん本当にありがとうございました。たくさんの拍手に感動いたしました。
また、当日券が発券できなかったために入場できなかった皆さん、たいへん申し訳ありませんでした。
『やまんば おゆき』1991
『やまんば おゆき』は31年前の1991年に西田了先生脚本・演出で上演されました。会場は今回と同じ四街道市文化センターです。どちらかというと朗読を中心としたお芝居だったようです。
キャストは四街道市が企画した文化講座に集まった28名の皆さん。講師が西田先生でした。
講座のテーマは必ずしも演劇ではなかったと聞いています。ただ西田先生ご自身も「僕はね、アジテーター(扇動者)なんだよ」とよく言っていらしたので、受講生をうまく乗せて公演を実現させたのかもしれません。とにかくお茶目で魅力的な先生でした。
31年前の『やまんば おゆき』初演には多くのお客様が詰めかけて大盛況だったようです。そして、この公演が四街道市民劇団「座・劇列車」創立のきっかけとなりました。
『やまんば おゆき』2021
本来ならば昨年末に上演する予定で準備を進めて参りました。青年劇場の福山啓子先生、船津基先生に演出をお願いし、先生方のご指導の元、高平九が新たに台本を書きました。朗読劇の味わいを残しつつ、役者が演じる演劇シーンを増やしました。
出演者を募集するとたくさんの皆さんが集まってくださいました。元団員、これまでエキストラとして手伝ってくれた方、四街道市ミュージカル、千葉市ミュージカルの仲間。
キャストも決まり、演出の先生方の指導で台本の読み合わせを重ね、1回だけ半立ち稽古(台本を持っての稽古)をしたばかり時でした。コロナウィルスの感染が広がってやむなく公演を延期することになりました。せっかく集まってくださった皆さんにも解散していただきました。
そして、今年。
まずは昨年のキャストの皆さんに声をかけました。残念ながら今年は無理とおっしゃる方もいました。また新たに加わってくださった方もいました。
そしてようやく稽古が再始動し、なんとか通しが出来たと思った矢先に、緊急時代宣言が発令されて稽古場が使えなくなりました。ちなみにそれまでの稽古もマスクとフェイスシールドを着用しなければなりませんでした。さらに金曜日の稽古は午後5時から7時が最終でしたので、働いている方は参加が難しい。土日の稽古も2時間までと制限されていました。
緊急事態宣言が解除されてからも、いつ感染が広がって公演が中止されるかドキドキしていました。チケットを売り出す前は、こんな状況で公演を観にきていただけるのかという思いもありました。実際、「まだ人混みが怖いから行けない」「PCR検査を受けてないなら行かない」という声も聞こえてきました。ところが公演直前になって急にチケットが売れ始めました。結果として多くの皆さんに公演を観ていただくことになりました。ありがとうございました。
今週の金曜日、土曜日は感想会、さらに翌週は次回作品のプレゼンとなっています。座・劇列車はこれからも元気に走り続けますので応援よろしくお願いいたします。
劇団では団員を随時募集しております。これから3月までは次回上演候補作の台本読み、基礎練習などの時期ですので見学および入団のチャンスです。初心者大歓迎!あなたの力で劇列車をさらに元気にしてください。
公演へご感想、劇団のご見学希望は こちら ↓ にお願いします。
zagekiresha@gmail.com
第31回公演
『やまんば おゆき』
は無事終演いたしました。
感染予防のため客席数を半分にしての公演でしたがお陰様で満席となりました。ご来場いただいた皆さん本当にありがとうございました。たくさんの拍手に感動いたしました。
また、当日券が発券できなかったために入場できなかった皆さん、たいへん申し訳ありませんでした。
『やまんば おゆき』1991
『やまんば おゆき』は31年前の1991年に西田了先生脚本・演出で上演されました。会場は今回と同じ四街道市文化センターです。どちらかというと朗読を中心としたお芝居だったようです。
キャストは四街道市が企画した文化講座に集まった28名の皆さん。講師が西田先生でした。
講座のテーマは必ずしも演劇ではなかったと聞いています。ただ西田先生ご自身も「僕はね、アジテーター(扇動者)なんだよ」とよく言っていらしたので、受講生をうまく乗せて公演を実現させたのかもしれません。とにかくお茶目で魅力的な先生でした。
31年前の『やまんば おゆき』初演には多くのお客様が詰めかけて大盛況だったようです。そして、この公演が四街道市民劇団「座・劇列車」創立のきっかけとなりました。
『やまんば おゆき』2021
本来ならば昨年末に上演する予定で準備を進めて参りました。青年劇場の福山啓子先生、船津基先生に演出をお願いし、先生方のご指導の元、高平九が新たに台本を書きました。朗読劇の味わいを残しつつ、役者が演じる演劇シーンを増やしました。
出演者を募集するとたくさんの皆さんが集まってくださいました。元団員、これまでエキストラとして手伝ってくれた方、四街道市ミュージカル、千葉市ミュージカルの仲間。
キャストも決まり、演出の先生方の指導で台本の読み合わせを重ね、1回だけ半立ち稽古(台本を持っての稽古)をしたばかり時でした。コロナウィルスの感染が広がってやむなく公演を延期することになりました。せっかく集まってくださった皆さんにも解散していただきました。
そして、今年。
まずは昨年のキャストの皆さんに声をかけました。残念ながら今年は無理とおっしゃる方もいました。また新たに加わってくださった方もいました。
そしてようやく稽古が再始動し、なんとか通しが出来たと思った矢先に、緊急時代宣言が発令されて稽古場が使えなくなりました。ちなみにそれまでの稽古もマスクとフェイスシールドを着用しなければなりませんでした。さらに金曜日の稽古は午後5時から7時が最終でしたので、働いている方は参加が難しい。土日の稽古も2時間までと制限されていました。
緊急事態宣言が解除されてからも、いつ感染が広がって公演が中止されるかドキドキしていました。チケットを売り出す前は、こんな状況で公演を観にきていただけるのかという思いもありました。実際、「まだ人混みが怖いから行けない」「PCR検査を受けてないなら行かない」という声も聞こえてきました。ところが公演直前になって急にチケットが売れ始めました。結果として多くの皆さんに公演を観ていただくことになりました。ありがとうございました。
今後の予定
今週の金曜日、土曜日は感想会、さらに翌週は次回作品のプレゼンとなっています。座・劇列車はこれからも元気に走り続けますので応援よろしくお願いいたします。
劇団では団員を随時募集しております。これから3月までは次回上演候補作の台本読み、基礎練習などの時期ですので見学および入団のチャンスです。初心者大歓迎!あなたの力で劇列車をさらに元気にしてください。
公演へご感想、劇団のご見学希望は こちら ↓ にお願いします。
zagekiresha@gmail.com
11月7日の稽古 [やまんばおゆき]
11月になってしまいました。12月5日の『やまんば おゆき』公演まで1ヶ月。今月から毎週末稽古をすることになりました。
11月7日(日)演出の福山先生、船津先生が来てくださいました。この日は久しぶりにエキストラの1人を除いて全員が揃いました。
通しを演出の2人の先生方に見せるのは初めてです。集中したとてもいい通しになりました。
船津先生からはたくさんの愛情のこもったダメ出しをいただき、福山先生からは少しだけ誉めていただきました。
演出助手として少しほっとしました。でも、まだまだこれからです。あと7回の稽古も楽しく頑張りましょう。
北原さんが作ってくれた道祖神。思わず拝んでしまう素晴らしい作品です。↓
センターでのチケット販売についてお詫び [やまんばおゆき]
現在、12月5日公演『やまんば おゆき』のチケットを販売中ですが、四街道市文化センターでの取り扱いは4日からとなります。今日までセンターに購入に行かれた皆さん、ご迷惑をおかけしてたいへん申し訳ありませんでした。お詫び申し上げます。
チケット販売を開始 [やまんばおゆき]
12月5日(日)『やまんば おゆき』公演のチケット販売が始まりました。今回は前売券(千円)のみの販売になります。感染予防のため席数を半分以下に限定しています。チケットは出演者、四街道文化センター(043-423-1618)、事務局(入村090-4542-5214)からお求めください。よろしくお願いいたします。
四街道市文化センターにて午後1時30分開演です。開場は30分前です。上演時間は途中休憩をはさんでおおむね1時間40分ほどです。
当日券。当日精算券はございません。受付でのチケット取り置きもいたしません。事前にチケットをお求めください。なお、高校生以下は無料ですがチケットは必要になります。無料チケットについては出演者、事務局からお求めください。四街道市文化センターでは取り扱っておりません。感染対策で席数を制限しているためです。ご協力お願いいたします。
6月6日(日)の稽古 [やまんばおゆき]
6月6日(日)今年初めての福山啓子先生、船津基先生の指導による稽古です。
ようやくこの時が来ました。昨年の8月に公演延期を決定してから長かったです。福山先生、船津先生が今年も演出を引き受けてくださったお陰でこうして稽古を再開できました。本当に感謝しかありません。キャストの多くの皆さんが今回も参加をしてくださったことにも感謝します。残念ながら様々な事情で参加できなかった皆さん、やむをえないこととはいえ、昨年公演が実施できなかったこと申し訳ありませんでした。アマチュア劇団の非力を痛感しております。よろしければ次の機会にはぜひご一緒しましょう。
稽古場はいつもの四街道公民館ホール。久しぶりに13時から17時までの4時間稽古です。まずは1時間半ほどかけて台本の読み合わせをしました。みんな少し緊張していたかな。久しぶりの稽古ですからね。それに先生と初対面の人も何人かいました。
少し休憩してから福山先生、船津先生からのダメ出し。とても丁寧に分かりやすく説明してくださったので、みんなも演技の確かな手がかりをつかんだようです。特に主人公おゆきが、夫や子供らに愛され、姑に認められていく過程の分析には感服しました。何でも「はいはい」と素直なおゆきですが、周囲の人々に様々な「提案」をし、1つずつ現状を変えていきます。そんなおゆきのたくましさこそがこの物語の骨なんですね。
それにしても様々な世代の声が混じり合う稽古は楽しいですね。
年配の方の渋い声もあれば、力にあふれる中年の皆さんの声もあります。さらに若い青年たちのツヤのある声、子役の元気な声も加わります。こんな風にいろいろな声が聞こえるのが理想の社会なんだなあとつくづく思いました。
『やまんば おゆき』キャスト募集締め切りました。 [やまんばおゆき]
12月5日(日)上演予定の30周年公演(第31回公演)『やまんば おゆき』のキャスト募集を締め切りました。
昨年、涙を飲んで公演延期を決め、集まっていただいたキャストの皆さんにも解散していただきました。劇団としてはそれぞれの皆さんのご都合を考えての決断でしたが、早々に解散したことについてはご批判もいただきました。
その後の感染症の広がりを見ると、結果的には早い決断をしてよかったと思っています。しかし、1年経てばそれぞれの事情も変わります。当然、再募集に応じられない方もいらっしゃいました。仕方のないことですがとても残念です。
それでも、4月までの再募集に多くの方が応じてくれました。また、新たに8名の方が新たに参加してくださることになりました。本当にありがとうございました。
総勢25名で5月末から『やまんば おゆき』の稽古に入ります。6月からは演出の青年劇場の福山啓子先生、船津基先生のご指導もはじまります。
セリフのないエキストラ出演の方はまだ募集中ですので、なるべく多くの市民の方に参加していただき舞台をみんなで盛り上げていただきたいと思っています。
新型コロナウィルスは人の命を奪う恐ろしいウィルスですが、人間にとって最も大切な、人と人との「つながり」を断つ、つまり人間の本質を侵す最悪なウィルスです。ワクチンを打つことも必要だと思います。しかし、今回のことで失った「つながり」を再生することもコロナ後の私たちの課題なのではないでしょうか。
役者と役者の「つながり」、役者とスタッフとの「つながり」、役者とお客様との「つながり」、劇団と市民との「つながり」、これまで当たり前だった「つながり」を確認するという意味でも『やまんば おゆき』を大切に演じたいと思っています。よろしくお願いします。
・エキストラ(原則として台詞のない役)募集について
2021年12月5日(日)上演予定の『やまんばおゆき』にエキストラ(原則として台詞のない役)として参加頂きます。
どの役をやって頂くかは、演出と劇団演出部にお任せ頂きます。
1.参加条件
10~11月の稽古に参加可能な方。
ただし、すべての稽古に参加できなくてもかまいません。
2.参加費用
1,800円(保険費用800円を含む
衣装・小道具については、一部個人負担になることも有ります。
3.稽古について
日時:毎週金曜日 19:00~21:00
土曜日、日曜日に4時間稽古を月3回※
場所:原則四街道公民館
※土日稽古は2回が演出による指導、もう1回はキャストのみの稽古です。金曜日の稽古については仕事をお持ちで参加できない方が多いので、都合のつく場合のみご参加ください。なお、公演が近づくと臨時稽古が入るかもしれません。公演前日はリハーサルですので必ずご参加ください)
昨年、涙を飲んで公演延期を決め、集まっていただいたキャストの皆さんにも解散していただきました。劇団としてはそれぞれの皆さんのご都合を考えての決断でしたが、早々に解散したことについてはご批判もいただきました。
その後の感染症の広がりを見ると、結果的には早い決断をしてよかったと思っています。しかし、1年経てばそれぞれの事情も変わります。当然、再募集に応じられない方もいらっしゃいました。仕方のないことですがとても残念です。
それでも、4月までの再募集に多くの方が応じてくれました。また、新たに8名の方が新たに参加してくださることになりました。本当にありがとうございました。
総勢25名で5月末から『やまんば おゆき』の稽古に入ります。6月からは演出の青年劇場の福山啓子先生、船津基先生のご指導もはじまります。
セリフのないエキストラ出演の方はまだ募集中ですので、なるべく多くの市民の方に参加していただき舞台をみんなで盛り上げていただきたいと思っています。
新型コロナウィルスは人の命を奪う恐ろしいウィルスですが、人間にとって最も大切な、人と人との「つながり」を断つ、つまり人間の本質を侵す最悪なウィルスです。ワクチンを打つことも必要だと思います。しかし、今回のことで失った「つながり」を再生することもコロナ後の私たちの課題なのではないでしょうか。
役者と役者の「つながり」、役者とスタッフとの「つながり」、役者とお客様との「つながり」、劇団と市民との「つながり」、これまで当たり前だった「つながり」を確認するという意味でも『やまんば おゆき』を大切に演じたいと思っています。よろしくお願いします。
・エキストラ(原則として台詞のない役)募集について
2021年12月5日(日)上演予定の『やまんばおゆき』にエキストラ(原則として台詞のない役)として参加頂きます。
どの役をやって頂くかは、演出と劇団演出部にお任せ頂きます。
1.参加条件
10~11月の稽古に参加可能な方。
ただし、すべての稽古に参加できなくてもかまいません。
2.参加費用
1,800円(保険費用800円を含む
衣装・小道具については、一部個人負担になることも有ります。
3.稽古について
日時:毎週金曜日 19:00~21:00
土曜日、日曜日に4時間稽古を月3回※
場所:原則四街道公民館
※土日稽古は2回が演出による指導、もう1回はキャストのみの稽古です。金曜日の稽古については仕事をお持ちで参加できない方が多いので、都合のつく場合のみご参加ください。なお、公演が近づくと臨時稽古が入るかもしれません。公演前日はリハーサルですので必ずご参加ください)
『やまんば おゆき』と姥捨て [やまんばおゆき]
座・劇列車の30周年公演の演目『やまんば おゆき』は姥捨ての話です。
おゆきは信濃の山村で育ちました。18歳の時に国境を越えて遠江の村に嫁ぎましたが、その村には60歳になると巡礼に出なければならないという掟がありました。もちろん巡礼に行った老人たちが再び村に戻って来ることはありません。そのまま旅のどこかで行き倒れるか、村人にとって禁忌となっている「バチ山」という荒れ地で死を待つしかありません。
棄老(姥捨て)伝説は各地にあります。柳田国男の『遠野物語』で有名な岩手県遠野地方にはデンデラ野と呼ばれるかつての姥捨ての土地があります。村田喜代子の『蕨野行』の舞台もここです。私も自転車で回ったことがありますが、デンデラ野は山のあわいに捨て置かれたようなとてもさびしい場所でした。おそらく作中の「バチ山」もこのデンデラ野のようなところでしょう。
『蕨野行』は映画化されて、劇団と関係の深い女優市原悦子さんが主演していました。また、劇団民藝によって舞台化もされています。千葉市出身の役者斎藤尊史さんの演技が見事でした。
姥捨てのことを題材にした小説で有名なのは深沢七郎の『楢山節考』ですね。これは甲斐の国が舞台です。私は高校生の時にこの作品を読んで衝撃を受ました。同じ作者の『東北の神武(ずんむ)たち』もそうですが、かつての農村の貧しさ、そして抑圧された農民たちの内包するすさまじい土のエネルギーを感じる小説でした。
なぜ老人たちは村の掟を素直に受け入れたのでしょう。
老人たちが村の掟に従って捨てられることを選んだのは家族のためだったに違いありません。子や孫を飢えさせないために老人たちは自ら進んで捨てられたのです。
今、新型コロナの感染で多くの高齢者が犠牲になっています。高齢者よりも現役世代の命を大切にしろというSNSの書き込みも目にしたことがあります。本当にそれでいいのか。『やまんば おゆき』という作品を通してしっかりと考えてみたいと思います。
おゆきは信濃の山村で育ちました。18歳の時に国境を越えて遠江の村に嫁ぎましたが、その村には60歳になると巡礼に出なければならないという掟がありました。もちろん巡礼に行った老人たちが再び村に戻って来ることはありません。そのまま旅のどこかで行き倒れるか、村人にとって禁忌となっている「バチ山」という荒れ地で死を待つしかありません。
棄老(姥捨て)伝説は各地にあります。柳田国男の『遠野物語』で有名な岩手県遠野地方にはデンデラ野と呼ばれるかつての姥捨ての土地があります。村田喜代子の『蕨野行』の舞台もここです。私も自転車で回ったことがありますが、デンデラ野は山のあわいに捨て置かれたようなとてもさびしい場所でした。おそらく作中の「バチ山」もこのデンデラ野のようなところでしょう。
『蕨野行』は映画化されて、劇団と関係の深い女優市原悦子さんが主演していました。また、劇団民藝によって舞台化もされています。千葉市出身の役者斎藤尊史さんの演技が見事でした。
姥捨てのことを題材にした小説で有名なのは深沢七郎の『楢山節考』ですね。これは甲斐の国が舞台です。私は高校生の時にこの作品を読んで衝撃を受ました。同じ作者の『東北の神武(ずんむ)たち』もそうですが、かつての農村の貧しさ、そして抑圧された農民たちの内包するすさまじい土のエネルギーを感じる小説でした。
なぜ老人たちは村の掟を素直に受け入れたのでしょう。
老人たちが村の掟に従って捨てられることを選んだのは家族のためだったに違いありません。子や孫を飢えさせないために老人たちは自ら進んで捨てられたのです。
今、新型コロナの感染で多くの高齢者が犠牲になっています。高齢者よりも現役世代の命を大切にしろというSNSの書き込みも目にしたことがあります。本当にそれでいいのか。『やまんば おゆき』という作品を通してしっかりと考えてみたいと思います。
楢山節考/東北の神武たち - 深沢七郎初期短篇集 (中公文庫)
- 作者: 深沢 七郎
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2014/09/20
- メディア: 文庫
『やまんば おゆき』来年12月5日(日)に上演! [やまんばおゆき]
今年延期した『やまんば おゆき』を来年12月5日(日)に上演することが決まりました。
座・劇列車 30周年記念公演
『やまんば おゆき』
原作 浜野卓也 脚本 西田 了 脚色 高平 九 演出 福山啓子・船津 基(青年劇場)
期日 令和3年12月5日(日)
会場 四街道市文化センターホール
31年目ではありますが、30周年記念公演にしたいと思います。先に『天国までの百マイル』で30周年第一弾やっておいてよかったあ(笑)
まだまだコロナの感染が拡大する中ですが、来年こそは上演したいという団員そして出演者のみんなの思いが天に届くことを祈ります。
2月3月から出演者を募集します。昨年のキャストがそのまま残ってくれることを願っておりますが、中には残念ながら都合により抜ける方もいらっしゃいます。抜けたキャストの欠員募集が中心になるかと思います。
なお、村人などエキストラ的な出演者も募集いたしますので、ぜひ一度舞台に立ってみたいという方はこの機会にいかがでしょう。数々の名作の演出を手がけていらっしゃる青年劇場の福山・船津両先生のご指導はとても丁寧でわかりやすいですよ。大きな舞台が作られていく過程も、ご自分も参加しながら間近でご覧になれます。ぜひともご参加お待ちしております。
『やまんば おゆき』は信濃と駿府の国境の山村で生きるおゆきという女性の一生を描いた物語です。村は貧しく、掟によって六十歳になると巡礼に出ることが決まっていました。巡礼といっても、実際には旅から帰って来た者はいません。老人たちは巡礼の旅先で客死するか、あるいはバチ山という藪の奥深くに捨てられるかのどちらかです。今、人類を襲っているコロナウィルスは老人を重症化させるという残酷な特徴を持っています。入院すると家族は面会すら許されません。まるで動く姥捨て山のようです。なんとかお年寄りをこの獰猛なウィルスから守りたいものですね。
公演がコロナ明けの明るく賑やかなお祭りになることを切に祈っています。
↓ 『やまんば おゆき』の原作はこちら
座・劇列車 30周年記念公演
『やまんば おゆき』
原作 浜野卓也 脚本 西田 了 脚色 高平 九 演出 福山啓子・船津 基(青年劇場)
期日 令和3年12月5日(日)
会場 四街道市文化センターホール
31年目ではありますが、30周年記念公演にしたいと思います。先に『天国までの百マイル』で30周年第一弾やっておいてよかったあ(笑)
まだまだコロナの感染が拡大する中ですが、来年こそは上演したいという団員そして出演者のみんなの思いが天に届くことを祈ります。
2月3月から出演者を募集します。昨年のキャストがそのまま残ってくれることを願っておりますが、中には残念ながら都合により抜ける方もいらっしゃいます。抜けたキャストの欠員募集が中心になるかと思います。
なお、村人などエキストラ的な出演者も募集いたしますので、ぜひ一度舞台に立ってみたいという方はこの機会にいかがでしょう。数々の名作の演出を手がけていらっしゃる青年劇場の福山・船津両先生のご指導はとても丁寧でわかりやすいですよ。大きな舞台が作られていく過程も、ご自分も参加しながら間近でご覧になれます。ぜひともご参加お待ちしております。
『やまんば おゆき』は信濃と駿府の国境の山村で生きるおゆきという女性の一生を描いた物語です。村は貧しく、掟によって六十歳になると巡礼に出ることが決まっていました。巡礼といっても、実際には旅から帰って来た者はいません。老人たちは巡礼の旅先で客死するか、あるいはバチ山という藪の奥深くに捨てられるかのどちらかです。今、人類を襲っているコロナウィルスは老人を重症化させるという残酷な特徴を持っています。入院すると家族は面会すら許されません。まるで動く姥捨て山のようです。なんとかお年寄りをこの獰猛なウィルスから守りたいものですね。
公演がコロナ明けの明るく賑やかなお祭りになることを切に祈っています。
↓ 『やまんば おゆき』の原作はこちら
イメージを広げよう [やまんばおゆき]
演出の深山先生から課題が出されました。
作品の舞台が江戸時代の信州、遠州の村ということもあり、馴染みの薄い物事がたくさん出てきます、それらをみんなで調べて共有し、イメージを広げなさいとのことでした。
早速、台本から14の項目を取り出して皆さんに調べてもらうことにしました。
①とちの実団子
②水牢・年貢
③越中富山の薬売り
④水呑百姓・おとな百姓
⑤信州から遠州への峠越え
⑥やまんば
⑦砂糖
⑧芋田楽
⑨コギノ織り
⑩中泉(の代官所)
⑪焼き畑
⑫ヒヨドリ
⑬江戸時代の農民の生活
⑭秋葉神社
すでにほとんどの項目の担当者は決まって、早い人はレポートも提出しています。発表が楽しみです。