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本公演作品選定会議(第2回)です。 [台本選定]

今年初めての土曜日4時間稽古です。

今日は本公演の候補作品を3作にしぼりました。

年始に選定した候補作は次の6作です。

①「天国までの100マイル」(八木柊一郎 脚本/浅田次郎 原作)
②「もやしの唄」(小川美玲)
③「イーハトーボの劇列車」(井上ひさし)
④「太陽のあたる場所」(堤泰之)
⑤「袴垂れはどこだ」(福田善之)
⑥「カリホルニアホテル」(高平九)

まずは1作ずつ検討をしました。

①はかなり前から候補になっています。男性キャストが多いことからなかなか上演できませんでした。鴨川の病院が舞台になっているので、ある意味地元の物語です。何名かを女性にして演じることが可能かということが検討されました。

②も以前から候補に挙がっています。やはり男性キャストが中心になっていることが上演できない理由でした。

③は今回特に浮上してきた作品です。私も紀伊國屋サザンシアターで井上芳雄さんが宮沢賢治を演じたのを観ました。文庫本を6冊購入し、NHKBSで放送されたものを録画したブルーレイを観るなどして検討しました。素晴らしい作品ですが、同時に難しい作品でもあります。

④は「煙が目にしみる」「見果てぬ夢」の作者堤泰之さんの作品です。「煙」と「見果てぬ夢」はすでに上演し、とても好評でした。特に「煙」はキャストを代えて何度も上演していますが、今でも再演希望の多い作品です。したがって本作もここ数年候補に挙がっています。平成22年が舞台で、昭和へのノスタルジーも感じさせる作品です。やはり男性キャストが足りないので、女性ができるか検討しました。

⑤は代表の入村が一押しの作品です。古い作品ですが、骨太のい良い作品です。民話を多く手がけてきた劇団にはふさわしい作品だと思います。農民たちは全員女性が男性に扮して演じることになります。

⑥は「クロスロード」の作者高平九の新作です。前作とは違って完全な喜劇です。すでに続編もできあがっており、作者の意図に反して続編のほうが好評なので作者を悩ませています。

最後に多数決で3作にしぼりました。

選ばれたのは、

①「天国までの100マイル」(八木柊一郎 脚本/浅田次郎 原作)
⑤「袴垂れはどこだ」(福田善之)
⑥「カリホルニアホテル」(高平九)

でした。

来週の稽古からこれらの脚本を読んで、1本にしぼることになります。

⑥「カリホルニアホテル」は他の劇団員からは春と夏の合体を要求されています。

本公演作品の演出担当が決まっていればという条件はありますが、一応2月末までには本公演作品を決定することになっています。

演出が未決定な場合は、新候補の可能性を3月末まで残すことになりました。

他にボランティアで上演する作品についても話し合いました。この日も2作品を読みましたが、なかなか適当な作品がみつかりません。もう何本か読んで作品を決めることになりました。

どの作品が選ばれるにせよ、台本を手にするまでのワクワクした感じが好きです。稽古がはじまると、少なくともその最中には苦しかったり悩んだりすることの方がずっと多くなりますから。楽しさは決まってあとかやってきます。

ブログを読んでいらっしゃる皆さんも、どの作品に決まるか予想してみてください。


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