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『袴垂れはどこだ』アンケートより [袴垂れはどこだ]

本公演へのアンケートをお書きいただいた皆様ありがとうございました。

今回は70以上のアンケートを回収できました。お褒めの言葉もお叱りの言葉も真摯に受け止めて、かれからの演劇活動に生かしたいと思います。ここではいくつか紹介させていただきます。なお勝手なコメントもつけさせていただきました。ご容赦ください。


○太鼓・笛の効果、次に変わる舞台装置(雪、竹垣など)が工夫されている。初めて一番前の席に坐ったところ実によく見えた。演技がうまいと思いました。袴垂れはどこだ――現代の袴垂れは?
                               (四街道市 女性)

(コメント)最後に村人たちが訴えた「袴垂れはどこだ!」が皆さんの心に響いたのならとても嬉しいです。ありがとうございました。

○団員皆様の一つ一つの演技、心入れが客席に伝わって参りとても嬉しく、良い一時を与えて頂きまして感謝でした。私事ですが、最近母を(8年の介護をし)天上に送って心にポッカリ穴があき、心身ともに ↓ していたのに明るさを頂きましてありかどうございました。
                               (四街道市 女性)

(コメント)私も昨年母を亡くしました。母も若い頃に芝居に出たことがあり、私が芝居をやることをとても喜んでくれていました。人生にはつらいことが多いですね。芝居を観たり演じたりすることで、そのつらさをほんの一瞬でも癒やすことができれば演じた意味があったのかと思います。お互い元気にがんばりましょう。ありがとうございました。次回も元気なお顔を見せてください。

○できれば最後どうなっのかを説明してほしかったですが、そうしないところが良いのでしょうね。楽しめました。
                               (女性)

(コメント)本当にどうなったのでしょう?それは私たちにも分からないのです。私個人はすべて分かってしまう芝居よりこんな風に謎が残る芝居が好きです。楽しんでいただきありがとうございました。

○はかまだれがどこにいようが生きていようが死んでいようが、農民の圧倒的な生きるパワーは輝きつづける。すごかった。「死んだら死んだで生きていく」という草野心平の詩を思い出した。                           (千葉市 男性)

(コメント)農民のパワーを感じてくださって嬉しいです。平均年齢が高い私たちですが、いや高齢だからこそ、なおそらパワーを感じていただきたかったのです。村人が一体となってそのパワーを出すことにいちばん苦労しました。ありがとうございました。

○いつも楽しみにしています。今回も開演と同時くらいに引き込まれました。袴垂れはどこだの“どこだ”が人の心の中でかわっていったのでしょうか。かなり練習も大変だったのでは。場面がよく変わりましたが、その度とぎれることなくとてもよかったです。次回も楽しみにしています。
                               (佐倉市 男性)

(コメント)お客様の集中力を逸らさないように場面転換をするのは意外に難しいのですが、演出とスタッフの協力でかなり良くなったと思います。細かなところまで見ていただきありがとうございました。

○少し早口で聞きとりづらい感じがありました。内容はとても良かったと思います。

(コメント)ご指摘ありがとうございました。他にも声が聞こえないというお叱りの言葉もありました。毎年ご指摘をいただくですが、なかなか改善できません。精進します。

○おはやしが効果的で場面の変化がとてもわかりやすかった。子どもさんかわいかったです。テーマが難しかったので大変だったと思います。長いセリフも多いように思いました。

(コメント)今回、生のお囃子について多くの方に褒めていただきました。みそらお囃子の会有志の皆さんのおかげです。最初は幕間狂言だけの出演の予定でしたが、元劇団員がリーダーだったこともありり、作曲もお願いしたりして和風ミュージカルみたいな仕上がりになりました。子役は侍役の人の姪御さんです。遅い時間の劇団の稽古にも我慢して付き合ってくれました。毎回引率してくださったお父さんにも感謝です。いろいろな人の協力で私達の芝居ができあがっています。これこそ市民劇団なんですね。

○大道具・小道具・雪とても良く出来ています。馬も工夫しましたね。乗っている様に見えました。植物の生垣――植物の種類も多く深みを感じました。よく出来ていたわ。
                               (千葉市 女性)

(コメント)細かなところまで見ていただきありがとうございました。生垣は前日の朝、車何台かで採りに行き、団員みんなで作りました。馬は台本では騎馬戦のように3人で騎馬を作って乗ることになっていましたけど、無理して騎馬を作らずとも何とか練習で馬らしくなりました。なんでも工夫して乗り越えることがお芝居の楽しみでもあります。

以上、ご感想、ご意見の一部を紹介させていただきました。皆さんありがとうございました。次回30回公演は30年周年第1弾の記念公演となります。よろしくお願いします。                         
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「袴垂れはどこだ」画像です(2) [袴垂れはどこだ]

本公演「袴垂れはどこだ」の画像第2弾!
↓ 袴垂れの党の合言葉
「どーこいしょ」「やーこらしょ」 2場
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↓ 幕間狂言
じい様の夢はなんと「おなご」。呼ばれて出てきた美女たちだが……

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↓ じい様の選んだ美女も一皮剥けば……

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↓ 「ぐるぐる回りではねえだわ」
わしらのやっていることの、その先には袴垂れ様がいる。

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↓ なんと男の正体は…… 7場

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(3)に続きます。

↓ ここ数年毎年候補作に挙げられている「天国への百マイル」の原作です。泣かずに最後まで読める人はいるのでしょうか。



天国までの百マイル (講談社文庫)

天国までの百マイル (講談社文庫)

  • 作者: 浅田 次郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/08/12
  • メディア: 文庫



↓ 同じ作品のテレビドラマ化の脚本も。



テレビドラマ代表作選集〈2002年版〉

テレビドラマ代表作選集〈2002年版〉

  • 作者: 日本脚本家連盟
  • 出版社/メーカー: 日本脚本家連盟
  • 発売日: 2002/11/01
  • メディア: 単行本



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「袴垂れはどこだ」画像です(1) [袴垂れはどこだ]

本公演「袴垂れはどこだ」の画像(ゲネの写真です)を紹介します。
撮ってくださったのは小菊役のチーちゃんのお父さんです。

↓ 「今に袴垂れが来るで。なあ」1場

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↓ 馬に乗ったお役人様。3場

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↓ 夢の美女登場 幕間狂言

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↓ 「我こそは大盗袴垂れ」6場

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↓「袴垂れ様はそんげなことはしねえだ!」6場

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↓ 夢の美女たちと間者 カーテンコール

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(2)に続きます。


↓ 「袴垂れはどこだ」(福田善之)脚本です。ワクワクする本です。観た方も観なかった方もぜひ読んでみてください。


オッペケペ―袴垂れはどこだ 福田善之第二作品集 (1967年)

オッペケペ―袴垂れはどこだ 福田善之第二作品集 (1967年)

  • 作者: 福田 善之
  • 出版社/メーカー: 三一書房
  • 発売日: 1967
  • メディア: -



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第29回本公演「袴垂れはどこだ」終演しました [袴垂れはどこだ]

12月2日(日)第29回本公演「袴垂れはどこだ」が無事終演いたしました。

ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。長い間劇列車が走り続けてこられたのも、一重に温かく見守ってくださったお客様のおかけです。

今回は難しい戯曲でした。でも、難解であるだけに深く考えさせる作品です。悩みながら、あれこれ考えながら稽古する日々は楽しいものでした。

物語の端から端まで何の謎もない作品もあります。テーマもはっきりしていて、セリフをきちんと伝えさえすればお客様をそれなりに満足させられる作品です。

この作品はそういうものと対極にあるのだと思います。演じ終わった今でも何かやり残したような思いがこみ上げます。

あるお客様は「今でも『袴垂れはどこだ』という歌が心に響いている」という感想をくださいました。でも、他のお客様は「もっとできたはずですね」と言ってくださいました。そうなんです。もっともっと強く「袴垂れはどこだ」という問いかけができたはずです。その問いかけこそがこの作品の命だと思います。

「袴垂れはどこだ」はいつの時代に演じても観ている人の心に響く作品です。いつかまた挑戦したい作品です。

たくさんのアンケートありがとうございました。皆様の声を真摯に受け止めて、これからの活動に生かして参りたいと思います。励ましのお言葉もたくさんいただきました。ありがとうございました。

アンケートの中にお囃子が素晴らしかったという声がたくさんありました。元劇団員の大坪さんが率いるみそらお囃子の会の有志(大学生、高校生)が下座バンドとして参加してくれたことで、良質の和風ミュージカルになったと思います。ありがとうございました。

小菊役の2人(小学生と中学生)へのお褒めの言葉もたくさんいただきました。2人とも出演シーンは少ないのですが、長い稽古に辛抱強く付き合ってくれました。いつも引率してくださったお父様、お母様にも感謝しています。ありがとうございました。

今回もたくさんの皆さんの協力に支えられて劇列車は第29回公演という駅を出発することができました。来年は30回目の記念公演となります。さて、どんな公演になりますか。とにかく楽しい公演にしたいと思います。多くの市民の皆様の参加をお待ちしております。



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明日本公演です。 [袴垂れはどこだ]

明日はとうとう本公演です。
今日は舞台の建て込みを劇団アルファーさんがやってくれました。
私たちも劇団員有志が車5台で今朝取って来てくれた枝や竹を使って藪を3つ作りました。
ブログラムへのチラシやアンケートの折り込み、場当たり稽古と午後8時半までかけて準備をしてきました。
音楽担当の下座バンド(みそらお囃子の会有志)の太鼓や笛の演奏も入り、かなりいい作品になって来たと思います。後は我々がどれだけ村人たちのパワーを出せるかにかかっています。
ぜひ観に来てやってください。
↓ 場当たりの写真です。
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本公演よろしくお願いします! [袴垂れはどこだ]

本公演まであと2日と迫りました。

日曜日は天気も上々のようです。秋晴れの中、紅葉狩りにお出かけになりたい方も多いと思いますが、年に一回限りの座・劇列車本公演もぜひぜひお見逃しなく。

この7ヶ月間、このたった一回の公演のためにひたすら頑張って参りました。その成果を多くの方に観ていただければこんなに嬉しいことはありません。

12/2(日)13時30分開演(開場は13時です)

会場は四街道市文化センターホールです。

 ピンク色の前売り券をお持ちの方はそのままお入りください。
 白色の当日精算券をお持ちの方は入口カウンターにて千円をお支払いください。
 当日券は入口当日券カウンターでお求めください。千円です。
 なお、高校生以下は無料となっています。

皆さんの御来場をお待ちしております。よろしくお願いいたします。

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駅にポスター [袴垂れはどこだ]

四街道駅と物井駅ににポスターを貼ってもらいました。
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ちょっと小さかったかな。来年はもっと大きなポスターを作ろう。

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11月16日(金)~18日(日)の稽古じゃが、何か [袴垂れはどこだ]

個人的事情で更新をサボっていました。申し訳ありません。
さて、本公演まで半月となりました。先週、今週と金土日稽古が続いています。とうとう代表が倒れました。他の団員にも明らかに疲れが出ていますが、いざ稽古となると元気いっぱい。演出任せではなく、互いにさらにいいパフォーマンスになるよう指摘し合うようになってきました。

この週末はみそらお囃子の会有志の皆さんも稽古に合流。太鼓と笛で私たちの芝居を盛り上げてくれました。お陰で気持ちも自然と高まって芝居の世界に入り込むことが出来ました。このコラボは今回の芝居の目玉の一つ。お客様にもきっと楽しんでいただけるはずです。

土曜日から日曜日にかけて場と場をつなぐ部分を笛、太鼓と合わせました。残りの時間は通しをしましたが、途中で時間になってしまいました。ここまで来ると、何度も通り稽古を繰り返したくなります。台詞が入らず、互いの芝居も噛み合わない。そんな時期を越えてやっとここまで漕ぎつかました。これから本番までの数少ない通し稽古を楽しみたいものです。

公演のチケットは劇団員、または四街道市文化センターでお求めいただけます。遠方の方は当日券もございますのでご安心ください。ご来場お待ちしております。


↓ 「脚本を読みなさい」というような短い言葉がページごとに大文字で書かれているので、内容の薄い本かなと思ったら、とんでもない、実に面白くためになる本でした。演出する人にも演出される人にも、ただ芝居を観るだけの人にもオススメです。


演出についての覚え書き 舞台に生命を吹き込むために

演出についての覚え書き 舞台に生命を吹き込むために

  • 作者: フランク・ハウザー
  • 出版社/メーカー: フィルムアート社
  • 発売日: 2011/06/17
  • メディア: 単行本



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『袴垂れはまだか』チラシ完成! [袴垂れはどこだ]

本公演のチラシが出来ました。

顧客の皆様にはもうすぐお手元に届きます。もう少しお待ちください。

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前売り券は来週10月29日から現団員よりお求めいただけます。
なお、近日中に四街道市文化センターでもお求めいただける予定です。

今更ですが『袴垂れはどこだ』のあらすじを紹介させていただきます。

旅の僧侶がある村で行き倒れて客死します。村人たちは僧侶から「袴垂れ」という義賊の話を聞きます。「袴垂れ」は袴垂れの党を引き連れて悪辣な地頭や長者から村々を解放しているというのです。村人たちは「袴垂れ」が来るのを待ちわびていますが、あることをきっかけで自分たちがニセの「袴垂れ」として村々を解放することになります。ある日、そんな彼らのもとに男が一人やって来て……。

すいません。この続きは公演を御覧ください。

作者の福田善之先生は平将門を主人公としたNHK大河ドラマ『風と雲と虹と』の脚本家です。『真田風雲録』もそうですが、巨大な権力に立ち向かう庶民のエネルギーにあふれた魅力的な作品ばかりです。果たして座・劇列車はそのエネルギーを舞台上で表現出来るでしょうか? ぜひ観に来てください。

↓ 福田先生の『真田風雲録』です。脚本ですが、読むだけでもワクワクします。





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9月15日(金)の稽古じゃい。 [袴垂れはどこだ]

9月15日(金)
四街道公民館和室にて定例稽古です。

本公演のチラシの原案です。正式なものは現在校正中。↓

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今日はこのチラシの裏に載せる集合写真を撮りました。

稽古はまず二場の後半からでした。村人の一人が地頭の息子を手にかけてしまったのをきっかけに、じいさまが「自分達で義賊袴垂れになろう」と煽動するシーンです。

仲間の仕出かしたことの責任を負わされると絶望する村人たち。そして、じいさまの提案に驚く村人たち。諸手を上げて賛同する者もいれば、あまりのことに腰が引ける者もいる。こういう心の有り様を「んだ」とか「何」などの短い言葉を使って、9人の役者が息を合わせて演じなければなりません。これがなかなか難しい。でも、息が合えばきっといい芝居になるはずです。

後半は一場から三場までの自主稽古。演出は別室で男と小菊のシーンの稽古です。

公演まで2ヶ月半。頑張るしかありません。


↓ 「袴垂れはどこだ」の作者福田善之先生の作品。面白いです。


福田善之 1 真田風雲録 (ハヤカワ演劇文庫 14)

福田善之 1 真田風雲録 (ハヤカワ演劇文庫 14)

  • 作者: 福田 善之
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2008/03/20
  • メディア: 文庫



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