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劇団アルファー公演「南の島に雪が降る」のお知らせ [その他]

劇団アルファー公演
「南の島に雪が降る」のお知らせです。

先日観劇の報告をしました「櫻の國の傳説」は、劇団アルファー創立15周年記念作品、終戦七十年特別企画第一弾と銘打った公演でした。

「南の島に雪が降る」はその第二弾です。

公演期日 2015年8月12日(水)~16(日)

会    場 シアターグリーン BOX IN BOX

原作は俳優の加東大介さんです。加東さんは戦時中ニューギニアに出征しました。ご存知のように、このニューギニアは出征した日本兵20万人のうち2万人しか帰還できなかった戦場です。そして、戦闘での犠牲者よりも、マラリアやデング熱に感染して命を落とした方や補給が断たれた後で飢えて亡くなった方が多かったことが特徴でした。加東さんの部隊も、飢えと病気のために兵隊の士気はどん底でした。そこで、上官が兵隊たちの士気を甦らせるために加東さんに命じたのが、演芸分隊の結成でした。
 加東大介さんと言えば黒澤明監督作品の常連ですね。「七人の侍」にも出ていました。最後に生き残る侍の1人だったと思います。甥御さんが長門裕之、津川雅彦兄弟であることでも知られています。その加東さんのニューギニアでの戦争体験を綴ったのがこの「南の島に雪が降る」です。伍長だった加東さんは、歌手や三味線弾き、ムーラン・ルージュの脚本家など個性的なメンバーを集め、ジャングルの真ん中に舞台を作り、あり合わせの物で衣装を作って、芝居を上演したといいます。この顛末を描いた作品が「南の島に雪が降る」です。
 原作はちくま文庫にあります。ドラマにも、映画にもなっています。また、劇団アルファーの前身である劇団あすなろが1,000回近く上演した作品だそうです。
 この名作を西田了先生の脚本、洲矢代表の演出で上演するのです。また、今回は特別に「おまえを連れて」で有名な歌手北川大介さんが、やはり歌手の及川役で出演なさるとか。
 終戦七十年、日本人が直面している諸問題を考えるきっかけになる作品ではないかと思います。ぜひ、ご覧ください。

 シアターグリーンBOX IN BOX ホームページ
    http://www.theater-green.com/
        
                            座・劇列車 広報 

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