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5月12日の稽古だのう。 [袴垂れはどこだ]

四街道公民館での土曜4時間稽古です。

定例稽古は17時からですが、5月18日に「コープみらいえ」というお年寄りの施設でボランティア公演をするので、その稽古を15時からやりました。作品は『ベランダー・ドリーム』(高平 九)です。
すでに2回上演しています。今回はまたキャストを変えて上演します。

定例稽古では読み合わせをやりました。前日金曜日の稽古から小菊役の女の子が参加してくれています。彼女は昨年、一昨年の本公演にもエキストラ参加してくれました。小菊というのは悪い地頭が売り買いのために館に閉じ込めていた少女です。それを村人(私の役です)が救い出して、少女も袴垂れの党の仲間になります。

本公演の演目『袴垂れはどこだ』(福田善之)は、ある村人たちが伝説の盗賊袴垂れ(はかまだれ)を探すために、自分達が袴垂れの党と称してが村人を虐げる悪い地頭や長者をこらしめる話です。そうやってニセモノが動きまわれば、いつかホンモノに会えて本当の袴垂れの党になれると信じているのです。

この日の読み合わせの後で、代表から「この本は様々なテーマや謎をはらんだ素晴らしい台本なので、そういうことも話し合いながら稽古をしよう」という提案がありました。芸術作品には「詩的曖昧(アンビギュイティ=多義性)」があるものだと聞いたことがあります。『モナリザ』にも『ミロのヴィーナス』にも、モーツアルトの音楽や様々な文学作品にも、明確に説明できない、あるいは様々な解釈を生む部分が必ずあります。逆に言うと、すべてが明確に説明できてしまうような作品は芸術としての深みに欠けるということでしょう。そういう意味でも、この『袴垂れはどこだ』は実に奥行きのある作品だと思います。劇団員からは「苦手だ」という声も上がりましたけど、少しでも作品の深さを掘り下げて演じられるようにみんなで話し合うことができるといいですね。

今日ははじめて通して読むことができました。前半1時間3分、後半47分でした。途中休憩をはさんで2時間ほどの上演時間になると思います。

6月12日(火)26(火)のやぎはらサロンボランティア公演について連絡がありました。6名参加できるようです。

稽古の最後に5月18日に演じる『ベランダー・ドリーム』を他の劇団員に観てもらいました。何度も観たり演じたりしているので、細かなダメ出しもありました。


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