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御礼!『俺らってやっぱ天使じゃねえ?』公演 [俺らってやっぱ天使じゃねえ?]

5月9日(日)の『俺らってやっぱ天使じゃねえ?』公演にご来場いただき、誠にありがとうございました。
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隣の千葉市が蔓延防止重点区域隣区域に指定され、いつ公民館が休館になるかと心配しておりましたが無事に上演することができました。
感染防止等の理由で今回は40名の予約のお客様に限らせていただきました。こんな状況の中、予約をして観に来てくださったお客様方には感謝しかありません。
とにかく精一杯の演技をお見せしようと気負ってしまったのか本番は色々なミスがありました。久しぶりの舞台でみんな緊張していたのかもしれません。午前中のゲネプロではなかったセリフのトチリもいくつかありました。本番ではそれまで完璧だったセリフを忘れることもよくあります。ナマモノですからご容赦ください。何とか他の役者がアドリブでつないだので大事には至りませんでした。
突然、四街道市の防災行政放送が流れるというハプニングもありました。換気しながらやってるとこういうこともあるんだと勉強になりました。ニュースキャスターのセリフとかぶって聞きづらかったですね。失礼しました。
あまり笑ってはいただけませんでした。喜劇は難しいですね。それもひとえに作・演出の私、高平の責任です。今回の反省を踏まえてもっといい作品を作れるように精進したいと思っています。
今回の舞台には照明もありませんでした。窓から注ぐ外光とホールの電灯の下で演じました。キャストはマスクをしており、ホールは残響音がひどいのでお聞き苦しいところが多々あったかと思います。その上、お客様にはマスクの上にフェイスシールド着用をお願いしました。フェイスシールドをすると視界が歪んで見にくかったという苦情もいただきました。かなりストレスがたまったのではないでしょうか。本当に申し訳なく思っています。
演じる私たちも丸腰で決闘に臨むような心細さを感じていました。
今回の公演を通じて感じたことは自分たちがこれまでいかに恵まれた環境の中で芝居をやっていたかということです。
毎年、本公演を四街道市文化センターという大きな会場で上演させてもらっていました。ここ数年は劇団アルファーに舞台を作っていただき、プロの土田保さんに照明を当ててもらっていました。広い舞台で500人近いお客様に観ていただくことができました。
新型コロナの蔓延を通して、自分たちが失ったものの大きさを痛感しました。だからこそ失ったものを取り戻したときは、以前よりもっと大切にしたいと思います。
もちろん、お客様もそうです。今回来ていただいた40人のお客様をはじめとして、多くのお客様に支えられて来たことを肝に銘じて、12月の第31回公演、30周年記念公演に臨みたいと思っています。
12月公演の演目は、31年前、四街道市民の皆さんが朗読劇として演じた『やまんば おゆき』です。まだ座・劇列車が生まれる前のことです。
『やまんば おゆき』は、江戸時代に信州から峠を越えて遠州に嫁いだおゆきという女性の物語です。おゆきが嫁いだ村には60歳になったら巡礼に旅立つという掟がありました。もちろん巡礼に出れば二度と村には戻れません。ある日、山の畑で野良仕事をしているおゆきは不思議な声を聞きます。それはバチ山に住むというやまんばの声でした。
31年前、浜野卓也氏の名作を元に西田了先生が朗読劇として脚本を書いてくださいました。西田先生は当時劇団「あすなろ」の主宰でしたが、四街道市からの依頼で市民向けの講座を受け持っていました。最初の『やまんば おゆき』はその講座に参加した市民たちが演じました。座・劇列車はこの朗読劇の参加者だった人たちの立ち上げた劇団です。
現在の劇団員の中にも31年前の舞台に立った人が2名残っています。また、今回の公演に参加してくださる方の中にも2名いらっしゃいます。31年前と同じ作品に出演するというのはどのようなお気持ちなのでしょう。
残念ながら西田了先生は故人となられました。でも、きっと泉下から私たちの公演を見守っていてくださることでしょう。先生の教えを思い出しながら大切に演じたいと思います。
今回は、劇団員12名に加えて14名の市民の皆さんが出演してくださることになりました。また、演出は青年劇場の福山啓子先生、船津基先生にお願いしました。
脚本は西田先生の朗読劇の脚本を元に、高平九が福本先生、船津先生のご指導をいただきながら書きました。朗読劇の要素も残しながら、役者の演技も楽しんでいただけると思います。
12月には感染に怯えずに観劇していただけるようになっていることを祈っています。多くの方のご来場をお待ちしております。
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