7月3日の稽古です。 [やまんばおゆき]
6月28日(日)の稽古です! [やまんばおゆき]
午後1時から3時まで四街道公民館ホールにて稽古をしました。演出の福山啓子先生、演出補助の船津基先生をはじめ、出演者25名が参加して『やまんば おゆき』の台本を読みました。広いホールに出演者の声が響き渡り、ようやく本格的に芝居作りがスタートできたという喜びがこみ上げて胸が熱くなりました。
読み合わせ終了後、福山先生から相手をしっかり見て声を届けるようにというアドバイスをいただきました。
次回の稽古は金曜日。午後7時から9時、場所は四街道公民館2階和室です。まだエキストラ出演の方を随時募集しています。まずは気軽に見学にいらしてください。
活動再開しました。発車オーライ! [やまんばおゆき]
6月12日金曜日。
3ヶ月ぶりに『やまんば おゆき』の出演者が集まりました。この日の参加者は26名のうちの22名です。
広い和室に1メートル間をあけて座布団を敷いて座りました。本当なら握手やバグで無事を喜び合いたいところをぐっと我慢です。
最初に代表から公民館からの注意について説明がありました。
入館前の検温、マスク着用、名簿への体温記入、活動後の15分の清掃除菌、活動は2時間まで。
さらに以下の活動をする団体は利用が出来ないと言われたそうです。
①利用制限する5つの活動
・大きな声、音を出す活動。
・息を吹く楽器を使用する活動。
・運動等をする活動
・密接を避けることが出来ない活動
・調理等を伴う活動
演劇は大きな声を出します。運動もします。立ち稽古になれば密接もします。ということで、本格的な芝居の稽古はまだ出来ないということでした。残念です。
台本とキャスト表を配付しました。やっと台本を手にし自分の役が分かる瞬間です。お待たせしました。これから半年、与えられた役を大切に育てて行きましょう。
ここまでで団員以外の方は終了です。
この後、団員だけで今後のことについて少しだけ話し合いました。
10月に予定していた公民館祭りは中止になりました。その他11月の行事もすべて中止が決まったそうです。12月6日の公演が実施できるか、四街道市社会教育課の判断を待っているとのことでした。今後のことについて次回も話し合うことになりました。
とにかく3ヶ月ぶりに会えたことに感激してテンションが上がってしまいました。
今後の予定です。
6月19日(金) 団員のみ。今後のことについて話し合い。
6月26日(金) 団員のみ。総会。
6月28日(日) 全員。福山先生との顔合わせ。
まだ本格的な稽古は出来ませんが、座・劇列車はまたゆっくりと走り出しました。応援よろしくお願いします。
「やまんば おゆき」配役検討会議実施中! [やまんばおゆき]
非常事態解除も近いようです。劇団も来月から稽古開始予定です。コロナ禍に苦しんでいらっしゃるすべての皆さん、もう少しの辛抱です。
↓「やまんば おゆき」原作です。もちろん原作も素晴らしい。箕田源二郎さんの挿絵もステキですよ。
あらすじ
おゆきが嫁いだ村では六十歳になると村を出て終わりのない巡礼の旅に出るのが掟でした。おゆきは若いときから人の言うことをなんでも「はい」と素直に受け入れる女性でした。ところがおゆきが六十歳を迎えたとき、巡礼の旅に出るようにという村役の言葉に初めて反抗し村から姿を消してしまいました。しばらくすると村に妙な噂が広まりました。
貧しい山村に生まれたおゆきという女性の一生の物語。山村の四季が美しく描かれていて、貧しさに負けず誠実に生きる人々の息づかいが感じられる素晴らしい作品です。
さて、現在演出部4人で配役を決める会議をやっています。難しいところはおおむね解決したので、6月の稽古には間に合いそうです。早く配役を発表して稽古を始めたいですねえ。
稽古期間はいつもより短いとはいえ、6月稽古開始なら12月の公演は打てそうです。
生の人間が演じ、それをお客様が直に観て楽しむ。ずっと当たり前だと思って続けてきた演劇活動ですが、実はけして当たり前ではなくひとつの奇跡だっとのだと、今回のことで痛感しました。実際、この自粛の間、プロ、アマチュアを問わず多くの劇団が公演を断念してきました。再開できるようになったら、みんなでこの奇跡を大切にしてお祭りをしましょう。
多くの方のご来場をお待ちしております。
↓ 「やまんば おゆき」上演台本。
↓「やまんば おゆき」原作です。もちろん原作も素晴らしい。箕田源二郎さんの挿絵もステキですよ。
あらすじ
おゆきが嫁いだ村では六十歳になると村を出て終わりのない巡礼の旅に出るのが掟でした。おゆきは若いときから人の言うことをなんでも「はい」と素直に受け入れる女性でした。ところがおゆきが六十歳を迎えたとき、巡礼の旅に出るようにという村役の言葉に初めて反抗し村から姿を消してしまいました。しばらくすると村に妙な噂が広まりました。
貧しい山村に生まれたおゆきという女性の一生の物語。山村の四季が美しく描かれていて、貧しさに負けず誠実に生きる人々の息づかいが感じられる素晴らしい作品です。
本公演演目決定! [やまんばおゆき]
30周年・第31回公演の演目が
『やまんば おゆき』
(作 浜野卓也 脚本 西田了 脚色 高平九)
に正式に決まりました。
演出は福山啓子(青年劇場)先生にお願いしました。
1991年、四街道市の文化振興事業によって集った市民が、西田了先生(当時『劇団あすなろ』主宰・故人)のご指導で、この『やまんば おゆき』を朗読劇として演じました。
参加者のほとんどは初舞台だったそうです。そもそも演劇とは無関係のコミュニケーションの講座だったとか。西田先生はご自分でも「僕はアジテーター(煽動者)だから」とよくおっしゃっていました。参加者を上手に煽って芝居をやる気にさせたことでしょう。先生のいたずらっ子なような笑顔が目に浮かびます。
朗読劇ですから、もちろん朗読が主で大勢の参加者が交代で朗読をし、一部をお芝居として演じるという形式だったそうです。参加者が多かったこともあり、広い文化センターが満員になったと聞いています。参加者の多くが芝居の魅力に虜となって劇団が作られたそうです。
今回は西田先生の脚本を元にお芝居の台本を作りました。演出の福山先生、演出補の船津先生のご指導もいただき、いい本に仕上がったと思います。
劇団には30年前の公演に出演者が今も3名残っています。そして、今回は元劇団員の方も3名参加してくれます。また出演者の中の4名は30年前にはまだ生まれていませんでした。座・劇列車らしく、今回も様々な世代の出演者で新たな『やまんば おゆき』を演じます。
物語について
信州の貧しい山村に生まれたおゆきは、薬売りの六の仲立ちで峠の向こうの遠州の村に嫁に行きました。夫の弥五は妻を亡くし2人の子持ちでした。おゆきは何でも「はい」と言う素直な性格からすぐに村の人気者になりました。
村の近くの「ばち山」という藪の奥には恐ろしい「やまんば」が住んでいて、その姿を見た者は食われてしまうと言い伝えられていました。
また、村には60の年を迎えた者は巡礼の旅に出なければならないという掟がありました。
ある朝、一番鶏ではなく赤ん坊の泣き声で目を覚ましたおゆきは……。
江戸時代の信州と遠州の境にある貧しい村が舞台です。村人には重い年貢が課せられ、飢饉の年には多くの者が飢え死にをする。そんな厳しい生活の中でも、善良さを失わず健気にたくましく生きるおゆき。どんな環境にも負けない人間の心の強さと美しさを信じさせてくれる物語です。
↓ 『やまんば おゆき』原作です。 箕田源二郎氏の挿絵が入った絵本です。