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9月8日(土)の稽古だもの [袴垂れはどこだ]

9月8日(土)
15時~17時はわろうべの里のホールで公民館祭りの稽古をしました。

四街道公民館祭りは10/28日(日)です。
演目は演じられる詩・かあさんのうた」
(原作 サトー・ハチロー/脚色・構成 西田 了)です

今日は初めての稽古でしたので、台本の読み合わせと歌の稽古をしました。ですが台本の読み合わせてでいきなり問題が起こりました。台本に二つのバージョンがあって団員によって所持しているバージョンが異なっていたのです。演出の北原さんがその場で検討して新しいバージョンを使用することになりました。
17時~21時は場所を四街道公民館ホールに移動して「袴垂れはどこだ」の稽古をしました。
今日は小菊という登場人物の子供の頃を演じるちーちゃんも参加してくれました。

最初に歌のシーンの録音・録画をしました。厳密には歌ではなく呼びかけのようなものもあります。どちらも太鼓で伴奏をお願いするので、その曲作りの参考にしてもらうための撮影です。演出からより高い要求があるとなかなか応えられないシーンもあります。役者もできるだけ演出のプランを実現しようと努めますけど、どうやってもできないことがあります。あくまで私の経験ですが、そういう時に一つのプランに固執せず他の可能性を探ることで、よりいいシーンになることもあります。時には制約が新しい創造のためのきっかけになるのです。

初めに一場から三場を通しました。何度もやってきたにもかかわらず、うまく通せませんでした。残念です。こういうのは演出に申し訳ないと思います。せめて時間をかけてやったところくらいは、スムーズに流したいものです。

四場はちーちゃんを交えての稽古になりました。ここは私も台詞がうろ覚えでしたので、台本を持ってやらせてもらいました。ちーちゃんが台詞やト書きをよく読んで来ていることに驚きました。大人たちも負けないようにやりましょう。

↓ 「スタニスラフスキー・システム」は近現代演劇の基礎練習として今も学ばれています。リー・ストラスバーグの「メソッド演技」もこのシステムを改良したものです。「芸術におけるわが生涯」(上)はスタニスラフスキーが自分の半生を振り返り、少年時代の演劇との出会いやどう向き合ってきたかを詳細に綴ったものです。少年の頃、家族の前で見事に演じたと思った芝居がまった評価されなかったとう挫折の話もあります。


芸術におけるわが生涯〈上〉 (岩波文庫)

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  • 作者: スタニスラフスキー
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2008/05/16
  • メディア: 文庫



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9月7日(金)の稽古ですが、何か [袴垂れはどこだ]

9月7日(金)いつもの四街道公民館で稽古です。

今日は三場をやりました。何度かやるうちに台詞にも馴染んできます。
稽古を繰り返していくうちに、自分や他のキャストの役割が見えてきます。
それに、少しずつですが村人たちが一つの生き物のように動ける手応えを感じられるようになってきました。今は台詞との戦いもあり、いちばん苦しい時期かもしれません。

↓ とても面白い作品なので再度紹介させていただきます。「袴垂れ」と同じ福田善之さんの作品です。


福田善之 1 真田風雲録 (ハヤカワ演劇文庫 14)

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  • 作者: 福田 善之
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2008/03/20
  • メディア: 文庫



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8月31日(金)の稽古さあ。 [袴垂れはどこだ]

8月31日(金)の稽古です。
四街道公民館の和室。

この日から台本を持たずに稽古をする約束でした。
とりあえず一場~三場までをプロンプターをつけてやってみました。
一場は(意外にも)うまく流れました。でも、二場・三場はグダグダでした。

とりあえず二場の台詞と動きを台本を手に持って確認しました。

残りの時間は二手に分かれての稽古でした。演出も演出助手もいないので、動きを中心に役者だけで確認しました。

とにかく、他の役者さんに迷惑をかけないように早く台詞を入れたいものです。

↓ これも福田善之氏の傑作です。真田左衛門佐、大坂の陣に興味がある人にはオススメ。ただし荒唐無稽な内容なので注意。文句なく面白いです。


福田善之 1 真田風雲録 (ハヤカワ演劇文庫 14)

福田善之 1 真田風雲録 (ハヤカワ演劇文庫 14)

  • 作者: 福田 善之
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2008/03/20
  • メディア: 文庫



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8月19日(日)の稽古じゃ。 [袴垂れはどこだ]

8月19日(日)
今日は前半17時~19時を四街道公民館の和室、19時~21時を同じくホールで稽古でした。
2場から先の稽古をしました。

六場には、農作業をしながら歌うシーンがあります。今日初めて舞台監督の高見沢さんが曲をつけてくれました。

たねをまけ
たねをまけ

実るたねあり
実らぬもあり

たねをまけ
たねをまけ

実らばうれし
実らずもよし

いい曲なので、みんなすぐに覚えてしまいました。

台本のト書きには「麦ふみ」などの作業をしながら歌うと書かれていますが、あいにく私には「麦ふみ」の経験がないので、鍬で畝を作る作業にしてもらいました。どちらにしても、あまり経験がありませんので、これから勉強です。なんでも経験しておくべきですね。

村人役の8人が一つの生き物のように動けると面白いのですが、なかなかそれが難しい。

原因は主に二つです。
一つは、まだ台詞が入っていないので、多くの役者が台本を持ったままであること。
二つ目は、稽古に村人全員が揃わないことです。

どちらも、それぞれ仕事や家事があり時間を自由に使えないことも影響しています。つまりアマチュア劇団ならではの悩みです。特に長い間やっていると「最後はなんとかなる」という甘えがどうしても出てしまいがちです。

そういう点では、昨年のように外部から演出家を迎えたのはよかったかもしれません。それなりの緊張感を持って稽古に臨めましたし、いつもより台詞の入りも出席率もよかったと思います。

とにかく、少しでもいい作品を作るために、ここは一つ、もう一度気持ちを引き締めてがんばりましょう。

↓ 映画好きのあなたにオススメ。上巻には『野良犬』『羅生門』の黒澤作品、小津安二郎の『東京物語』などが収録。好きな映画をシナリオで読むのも楽しいですよ。


日本名作シナリオ選 上巻

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  • 作者: 日本シナリオ作家協会「日本名作シナリオ選」出版委員会
  • 出版社/メーカー: 日本シナリオ作家協会
  • 発売日: 2016/01/30
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8月17日(金)の稽古だもん。 [袴垂れはどこだ]

8月17日(金)
四街道公民館和室 19時~21時 定例稽古です。

「みそらお囃子の会」有志の皆さんが来てくれました。
皆さんは本公演で劇中の演奏をしてくれます。

高校生、大学生など若い方ばかりです。

今日は打ち合わせの後、稽古も見学してくださいました。

どんな演奏をしてくれるか楽しみです。


↓ 昨年本公演『人情喜劇 カリホルニアホテル』は私の大好きなフランク・キャプラ監督の作品を元にしました。フランク・キャプラというとアカデミー賞を受賞した『或る夜の出来事』や『素晴らしき哉、人生!』が有名ですが私個人はこの作品が一番のお気に入りです。『一日だけの淑女』が最初に作られ、『ポケット一杯の幸福』はそのセルフリメイクです。昨年の本公演前に劇団員にも観てもらい好評でした。

貧しいリンゴ売りの老婆は、自分を裕福な貴婦人と偽ってイギリスにいる孫娘に仕送りをしていました。その孫娘が婚約者とその父親とともにアメリカに来るといいます。困った老婆をいつもリンゴを買っている地回りたちが助け、一日だけの貴婦人にしたてます。キャプラらしい人情味にあふれた喜劇です。ぜひ御覧ください。


ポケット一杯の幸福 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2011/06/21
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  • 出版社/メーカー: IVC,Ltd.(VC)(D)
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6月14日の稽古かいね。 [袴垂れはどこだ]

四街道公民館ホール 17時~21時
今日の稽古場はホールです。床にテープを貼り、実際の舞台を想定して稽古をしました。

テープを貼っただけでも、演技エリアが制限されるので、様々な問題が明らかになります。この段差は危険だとか、いや必要だとかetc. 

一場から五番まで(幕間狂言を抜いて)稽古をしました。私はしばらく稽古を休んでいたので、四場、五場は初めての立ち稽古です。四場では少女小菊を背負って登場するので、体力的な不安もありましたが、小菊が上手に背中に乗ってくれたので問題なく出来ました。

4時間稽古もあっという間です。演出からの提案やダメ出しだけでなく、演出補はもちろん、団員みんなが色々な提案をしたり、問題点を発言します。議論による稽古の停滞もありますけど、行きつ戻りつしながら作品が固まっていく。その過程が好きです。

↓ ちょっと休憩。

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7月13日の稽古でっせ。 [袴垂れはどこだ]

事情があって、しばらく稽古を休んでいました。久しぶりの稽古です。
四街道公民館和室 19時~21時

一場、ニ場を繰り返し稽古しました。台詞がほとんど入っている人が2人。私も含めて他の人はまだ台本を離せません。

後半は五場の男(演出)と少女小菊のグループと、一場、ニ場のグループに分かれて稽古をしました。

稽古はやればやるほど台詞や動き、そして思いが体に染みてきます。それがやがて大きな一つの生き物のように化ける。つまり有機的なつながりを持った作品になります。その時に感じる「自由な感じ」が好きです。まずは台詞から自由にならねば。道は遠い。

久しぶりの稽古ですが、とても楽しい時間でした。


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6月9日(土)の稽古だわい。 [袴垂れはどこだ]

6月9日(土)
17時~21時
四街道公民館和室にて4時間稽古です。

一場を半立でやりました。台本を持って動きを確認しながらやる稽古です。

冒頭、亡くなった旅の坊さんの卒塔婆の前に村人たちが集まっています。その卒塔婆の位置をどうするか。舞台奥、前、上下、様々な意見があったのですが、演出が卒塔婆を奥にしてじいさまが振り向くに従って村人たちも振り向くという劇的なオープニングを思い付きました。

何度か一場を繰り返したあと、役者だけで一場の動きをさらに検討しました。こういう役者が自分達で考える時間をもらえるとありがたいです。

その間、別室で後半に登場する少女小菊と男のシーンを稽古したようです。

最後の1時間はみんなで作品の主題や謎について話し合いました。福田善之先生が54年前にお書きになった作品ですが、現代日本の様々な問題とも無縁ではありません。また、単に貧困にあえぐ村人たちが立ち上がるという物語でもありません。本公演を見ていただけば、こな作品の複雑さや多様性を楽しんでいただけることでしょう。

こういう話し合いの場も大切だと思います。

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6月1日の稽古だわ。 [袴垂れはどこだ]

6月最初の稽古です。

前回の稽古から台本を持ち、立って稽古をしています。

1場は、亡くなった旅の坊さまの卒塔婆の前で村人らが語り合うシーンからはじまります。ところがその卒塔婆をどこに置くのかが難しい。当然ですが卒塔婆の位置によって村人らのフォーメーションが変わります。

今日は演出の指示でいくつかのフォーメーションを試してみました。

そろそろ付け帳の配付の話も出てきました。「付け帳」というのはキャストそれぞれがどんな衣裳を身につけて、どんな小道具を持つのかを記入するものです。プロの劇団ではすべて衣裳部の方で用意するのでしょうが、私たちの劇団ではまずは自分で用意できるもの、貸し借りできるものを確認します。どうしても購入しなければならないものだけを衣裳部で手配することになっています。

今回の役柄のほとんどは貧しいお百姓たちです。これまで私たちは民話劇の中で何度もこのような役柄を演じてきました。ですから、誰もが膝に継ぎ当てのある黒色の「股引」を持っています。襤褸(ボロ)の衣裳ならまかせなさいという感じです。

でも、あんまり黒っぽい衣裳ばかりじゃ、お客さんが見にくいんじゃないかという意見もあり、演出と衣裳部で一応の方針を出してもらうことにしています。

演劇は自由ですから、たとえば全員Tシャツにジーンズなんて衣裳もあり得ます。さて、どんな方針が出てくるか楽しみですね。

↓ 「カリホルニアホテル」衣裳~リゾートホテルらしく従業員は3色のアロハのユニフォームを着ています。

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↓ 「クロスロード」衣裳~1場は時代劇、2場は戦時中という設定で衣裳部もかなり苦労しました。これは3場。これから結婚式に行くという設定で黒色が多いので他の2人はド派手になっています。

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↓ 「陽気な地獄破り」衣裳~なんと言っても鬼の衣裳の出来映えがすごいっすね!

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↓ 「ブンナよ、木から下りてこい」衣裳~カエル、ネズミ、モズ、ヘビ。どの衣裳もそれぞれ素敵でしたけど、やはりこのスズメの衣裳が好きだなあ。とてもいいシーンでした。

↓ 最高の宿です。今ならホタルツアーが見事!

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5月18日の稽古だら。 [袴垂れはどこだ]

5月18日(金)19時~21時の定例稽古です。

いつものストレッチ、発声の後で台本の読み合わせをやりました。


独特の方言にも慣れ、やっと気持ちも少しずつ入れることができるようになってきました。誰かのスイッチが入るとそれが他の役者にも伝染して次第に盛り上がってきますね。

場面ごとの山場を中心とした「うねり」みたいなものが見えて来ると楽しくなりますし、セリフも自然に出るようになります。

村人たちのリーダー格である「じいさま」を演じる役者はすでにかなりセリフが入っています。いつものことながら早いなあ。他のみんなも頑張りましょう。

台本の中に読みの難しい漢字もあります。台本を入力する中でいくつかにルビをふりましたけど、まだ漏れているものもあります。たとえば「血刀」。私は「けっとう」だと思い込んでいましたが、気になって調べてみたら「ちがなた」が正しいそうです。ちょっと引っかかったら調べないといけないと肝に銘じていたはずでしたけど、またやってしまいました。

知識の過信もいけませんが、体力の過信もいけません。稽古後、小菊役の少女を私がおんぶできるか確認しておこうということなり、やってみました。息子たちをさんざんおんぶしてきましたからと油断していたら、1回めは後ろ向きにひっくり返ってしまいました。2回めは少し姿勢を高くして跳び乗ってもらい、なんとかおんぶできました。

今日は知力、体力ともに冷や汗ものでした。とにかく油断禁物ですね。


新装版 ブラックペアン1988 (講談社文庫)

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  • 作者: 海堂 尊
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/04/13
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